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アライドテレシス、無線LAN AP「AT-TQ5403」でハイブリッド無線LAN「AWC-CB」を利用可能に

 アライドテレシス株式会社は28日、無線LANアクセスポイント「AT-TQ5403」をAWCチャンネルブランケット(以下、AWC-CB)機能へ対応させる新ファームウェア「AT-TQ5403 Ver.5.1.0」を提供すると発表した。同時に、統合ネットワーク管理ソフトウェア「AT-Vista Manager EX」においても、同機能に対応するための新版「AT-Vista Manager EX Ver.2.4.1」を提供開始する。

 AWC-CB機能は、同社が提供する自律型無線LANソリューション「AWC(Autonomous Wave Control)」のアクセスポイント制御技術を発展させたもので、1台のアクセスポイント上でセル方式、ブランケット(シングルチャンネル)方式を同時に動作可能にする。これにより、両方式のそれぞれのメリットを生かした、ハイブリッドワイヤレスシステムを実現できるという。

 具体的には、ブランケット方式を利用することで、構築工数の削減、ローミングやスティッキー端末問題の解消を実現し、移動端末に最適な無線環境を提供可能になるという。また、高速ローミングなどの最新機能に対応しない無線端末でも、快適なモバイル環境を利用できるとのこと。チャンネルブランケットは、2.4GHz帯とW52帯それぞれ2つ、最大4つのブランケットを作成可能だ。

 さらに、大容量通信にはセル方式を用いることにより、利用するアプリケーションに最適な無線通信環境を提供するとした。

 なお、AT-TQ5403でのブランケット運用には、AT-Vista Manager EXのAWCプラグインに加えて、別売の新製品「AT-Vista Manager EX無線チャンネルブランケットライセンス」が必要になる。

 価格例(税別)は、AT-TQ5403本体が9万6000円、AT-Vista Manager EXが基本パッケージ(AMFノードマネージメント)1年で25万円、無線LANコントローラーライセンス(10アクセスポイント)1年で1万5000円。無線チャンネルブランケットライセンスは、10アクセスポイント、1年で10万円。