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アライドテレシス、中小規模無線LAN環境向けの802.11ac wave2対応アクセスポイント「AT-TQm5403」

 アライドテレシス株式会社は7日、中小規模市場向けに、802.11ac wave2対応、3ラジオ搭載無線LANアクセスポイント「AT-TQm5403」を提供すると発表した。価格は4万8000円(税別)からで、12月10日より出荷を開始する。

 AT-TQm5403は、IEEE 802.11a/b/g/n、802.11ac wave2(2ストリーム)に対応したアクセスポイント。2.4GHz帯と2つの5GHz帯(W52/W53帯用、W56帯用)の同時使用に対応する3ラジオ搭載モデルで、既存の上位製品「AT-TQ5403」と同等のハードウェアスペックを持ちながら、サポート機能を中小規模無線LAN環境に限定することで、価格を抑えて提供するという。

AT-TQm5403

 周囲の電波状況を考慮し、無線端末に対して混雑していない帯域への接続を促すバンドステアリングに対応しており、3つの無線回路を生かして、多数の無線端末をバランスよく処理することが可能。802.11ac Wave2に対応した送信ビームフォーミング、MU-MIMOなどの機能により、効率的な無線環境を提供できるとしている。

 なお、統合管理ツール「AT-Vista Manager EX」による集中管理時には、管理対象のアクセスポイント周囲の電波出力、チャンネルを常に認識し、自動的に最適化を行う「AWC(Autonomous Wave Control)」機能も利用できる(AWC-CBは非対応)。AT-Vista Manager EXのAWCプラグインによるアクセスポイント管理台数は、最大100台までとなる。

 このほか、設置エリアごとにマップを作成して監視する機能や、共通の設定情報をテンプレート化して複数のアクセスポイントに適用できる機能なども備え、導入時、あるいは運用の変更時にかかる工数を削減できるとした。