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富士フイルムビジネスイノベーション、印刷生産管理業務をAIで効率化するサービス「Revoria Cloud Production」を提供
2026年3月13日 09:00
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社は11日、印刷会社の印刷生産管理業務において、製造仕様作成や生産工程設計をAIで自動化するクラウドサービス「Revoria Cloud Production」を提供開始した。
印刷会社では、小ロット印刷の需要増加に伴い、営業部門から生産管理部門へと連携される受注情報の処理件数が増加している。さらに、営業スタッフ間で印刷製造に関する知識や経験に差があることから、営業スタッフが登録した受注情報に確認を要する点が生じる場合があり、その確認に一定の工数が必要となるため、生産管理部門の業務負荷増加につながっているという。
また、生産管理部門で行われる製造仕様の作成や生産工程の設計、印刷前にデータや印刷設定の確認を行うプリフライト作業、面付け作業などは、いずれも高度な専門知識を必要とする業務であり、その多くを熟練の作業者に依存しているため、業務の属人化が課題となっている。
Revoria Cloud Productionは、受注情報の修正や印刷物の製造に必要な製造仕様の作成、生産工程の設計といった印刷会社における生産管理部門の業務をAIで自動化する。さらに、富士フイルムビジネスイノベーションが提供する「Revoria XMF PressReady」や「FUJIFILM WORKFLOW XMF」といった製版ワークフローシステムとオンラインで連携することで、製版ジョブチケットの自動作成が可能となり、人手を介した情報の受け渡しを減らし、伝達ミスや生産ロスを削減できる。これにより、印刷物の受注から製造現場への作業指示までの工数を短縮・平準化し、生産管理業務プロセスの簡素化と作業効率の向上を実現する。
ジョブビルダーの受注情報データ読み込み機能は、顧客が使用する経営管理システム(MIS)からCSV形式で出力された受注情報を取り込み、CSV内の項目を指定して読み込むことができる。
ジョブビルド機能は、受注情報に基づいてAIが最適な製造仕様の作成と生産工程の設計を行う。過去の類似案件データや典型的な品目情報の参照による候補提示に加え、類似データ検索や条件設定にも対応し、最適な仕様を迅速に設定できる。
ジョブ管理機能は、受注番号ごとに製造仕様と生産工程を自動作成し、その結果を編集・保存・比較できる機能を搭載しており、進行状況を直感的に把握できるステータス表示もできる。
エッジサービスのうち製版ワークフロー連携機能は、作成した製造仕様をもとに、製版ワークフローシステム向け製版ジョブチケットを自動作成し、オンラインで送信できる。
MIS連携機能は、MISから出力された受注情報(CSV形式)を、自動かつ定期的に取り込むフォルダーを設定できる。また、ジョブビルダーで作成した製造仕様や設計した生産工程をCSV形式でMIS側に出力するフォルダーも設定でき、双方向のデータ連携が可能になる。
