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ハイブリッド無線LAN「AWC-CB」でドローンを飛ばすデモ――、アライドテレシスは4つのテーマでソリューションを展示
Interop Tokyo 2018会場レポート
2018年6月14日 11:41
Interop Tokyo 2018のアライドテレシスのブースでは、ドローンを飛ばすデモが行われていた。ドローンに関しては、DJI社の代理店、株式会社セキドの協力を受けている。
これは、同社の無線LANアクセスポイント(AP)を複数用いた構成において、1台ずつ独立したSSIDを持つ「セル型(マルチチャンネル型)」と、複数台を1つのAPとして扱う「ブランケット型(シングルチャンネル型)」を両立させるハイブリッド技術「AWC Channel Blanket(AWC-CB)」のデモ。
デモの舞台には複数台のAPが設置された。ドローンはブランケット型でつながり、飛んでいく位置により、接続するAPがタイムラグなしで移り変わる。同時に、固定されたスマートフォンがセル型でつながってリアルタイム動画を流す。
全体を4つのテーマに分けて展示
アライドテレシスのブース全体では、「つなぐ」「まもる」「つかう」「まなぶ」の4つのテーマに分けて展示がなされている。
「つなぐ」のうち無線LANでは、前述のAWC-CBを説明。ドローンと同様に、プラレールを走る電車にスマートフォンを乗せ、複数のAP間を切断なしで移動する装置を展示している(ただし取材時には走っていなかった)。
また、自律型無線LANソリューションAWCや無線AWC-CBといった無線LANネットワークから、有線LANネットワークまで対応したネットワーク管理ソフト「Vista Manager EX」についても展示している。
「つなぐ」の有線LANでは、「IoT Network Ready!」をキャッチフレーズに、SD-LANやSD-WANをまじえて各種ネットワーク機器を展示している。
100G対応のコアスイッチSBx980 GEN2でもIoTを意識し、6万台を超えるIPデバイスのルーティングやスイッチング、フィルタリングに対応する。
「まもる」のコーナーでは、SDNを使ったネットワークセキュリティ「SES」と、クライアント管理の「SKYSEA Client View」を組み合わせた情報漏えい対策を展示。新しいクライアントが接続されたときにSKYSEA Client Viewに通知して照合し、登録されていないクライアントであれば隔離する。
そのほか、ペネトレーションテストによる攻撃手法の研究やテストサービスについても展示。その結果は「まなぶ」分野にもつながっているという。
「つかう」のコーナーでは、運用管理サービス「Net.Service」について展示している。そのうち、監視の「Net.Monitor」と、Net.Monitorも含むネットワーク統合管理サービス「Net.AMF」を紹介していた。
「まなぶ」のコーナーでは、サイバーセキュリティ教育研修のアライドテレシスアカデミーを展示。提携によるCSX(ISACA CYBERSECURITY NEXUS)やNorwich Univ NUARIも紹介している。