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システムインテグレータ、Web-ERP「GRANDIT」向けにMCP準拠のAI連携基盤を提供

 株式会社システムインテグレータは10日、AIエージェント連携の標準規格であるMCP(Model Context Protocol)に準拠した、国産Web-ERP「GRANDIT」向けデータアクセス基盤「GRANDIT AI Connect」を開発し、4月にサブスクリプション形式で提供を開始すると発表した。

 GRANDIT AI Connectは、MCP対応AIクライアントとGRANDITを接続し、日本語による自然言語の指示を通じて、企業の基幹データに安全かつ正確にアクセスできる環境を提供するデータアクセス基盤。

 担当者による抽出・加工・集計を要していたERPデータ活用を、より迅速かつ実用的な形で実現し、経営判断の高度化と現場業務の生産性向上を支援する。

 AIエージェント連携の標準規格であるMCPに準拠し、Claude DesktopなどのMCP対応AIクライアントからGRANDITのデータへアクセスするための接続基盤として利用できる。これにより、AI活用の拡張性を確保しながら、ERPデータを実務に取り込める。

 システムインテグレータのデータベース設計支援ツール「SI Object Browser ER」で管理されるデータモデル(ER定義)を活用し、自然言語による曖昧な指示を、ERPのデータ構造に適合する抽出処理にマッピングすることで、AIによるデータ参照時の誤抽出・誤解釈(事実誤認)リスクを低減する。これにより、会計・財務領域を含む重要データの活用において、より高い信頼性を実現する。

 また、Microsoft Entra ID(旧:Azure AD)と連携し、AI経由のデータアクセスであっても、利用者本人のアクセス権限(部門・役職など)を継承し、同等の権限制御を適用する。これにより、権限外データへのアクセスを防止し、企業に求められるセキュリティやガバナンスに配慮したデータ活用を支援する。

 GRANDIT AI Connectは、サブスクリプション形式で提供し、提供プランは予算管理のしやすさとAI利用コストの最適化を両立できるよう、定額制と利用量に応じた従量制を組み合わせたプランを予定している。

「GRANDIT AI Connect」による想定ユースケース