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大成建設、ビジネスチャット「LINE WORKS」で建設現場のコミュニケーションを改善

トランスコスモスが導入を支援

 トランスコスモス株式会社は29日、大成建設株式会社が、ワークスモバイルジャパン(ワークスモバイル)のビジネスチャット「LINE WORKS」を土木部門に導入したと発表した。大成建設では、トランスコスモスの支援のもと、LINE WORKSを働き方改革のツールの一環として建設現場に導入し、生産性の向上を図っているという。

 建設業界では、業務の効率化や生産性の向上が大きな課題となっており、大成建設では働き方改革推進室が中心となって現場の就労環境の整備を進めているが、建設現場では異なる会社に所属する人が同一現場で働いているため、従来の電話やメールを中心とした方法では、関係者が効率的かつ安全にコミュニケーションを取ることは困難だったという。

 しかしLINE WORKSの導入により、建設現場ごとにグループを作って、関係者間でのスムーズなコミュニケーションが実現できたとのこと。また現場の状況確認を写真や動画で即時に共有することにより、業務工数の削減も可能になったとした。

 さらに情報セキュリティの観点では、LINEの個人アカウントを業務利用するシャドーITを防止できるほか、トーク履歴を個人端末に残さずプロジェクト現場ごとに保管することで、機密情報の漏えいを防止しているとのこと。

 大成建設では、すでに約70の作業所へ導入をしており、今後も利用を拡大する方針だ。