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ヤマハ、10GbEインターフェイス搭載VPNルータ「RTX1300」などを展示 発売予定は2022年秋

Interop Tokyo 2022ブースレポート

 最先端ネットワーク技術・製品のイベント「Interop Tokyo 2022」の展示会が、幕張メッセ(千葉県千葉市)で6月15日に開幕した。

 今年のInterop Tokyo 2022は、オフラインの展示と講演が6月15日~17日、オンラインの講演やブースが6月20日~7月1日と、開催期間が分かれている。

 ヤマハ株式会社のブースでは、RTX1220の後継となる10G対応アクセスVPNルータ「RTX1300」と、WLX212の後継となるWi-Fi 6対応アクセスポイント「WLX222」が展示されていた。2022年秋に発売を計画しており、それまでに正式発表する予定だという。

 RTX1300は、10GbEに対応したのが特徴だ。LAN2・LAN3のポートの横にSFP+ポートが設けられている。これはコンボポートとなっており、RJ45ポートとどちらかを使うようになっている。

 またRTX1220はファンレスだったが、RTX1300はファンを追加して熱に対応した。そのため、そのぶん筐体がわずかに奥行が長くなっている。基本性能も向上しており、ファイアウォールやNATのセッション数も増えている(具体的な数値は未定)という。

アクセスVPNルータのRTX1300
RTX1300の正面、LAN2・LAN3が、SFP+とのコンボポートになっている
RTX1300を上から。ファンが付いたぶん、わずかに奥行が長くなっている

 WLX222は、エントリーモデルのWi-FiアクセスポイントWLX212の後継で、新たにWi-Fi 6に対応した。それに合わせて有線ネットワークも2.5GbEに対応している。5GHz帯×1と2.4GHz帯×1のデュアルバンドに対応し、接続可能台数は各バンド70端末×2、最大140端末をサポートする。

【お詫びと訂正】
  • 初出時、「5GHz帯×2と2.4GHz帯×1のトライバンド対応」としておりましたが、正しくは「5GHz帯×1と2.4GHz帯×1のデュアルバンド対応」でした。お詫びして訂正いたします。

 WLX222の筐体はWLX212に比べて少し大きくなった。WLX212と同様に、クラスター管理機能のメンバーAPと、クラウド型管理のYNOに対応している。

無線アクセスポイントのWLX222

 なお、両機種とも1月のイベント「Yamaha Network Innovation Forum 2022」で予定が語られていた製品だ。

 ヤマハのブースでは、そのほか、販売中のスイッチやアクセスポイント、UTMなども展示している。

販売中のスイッチやアクセスポイント
UTMアプライアンスのUTX200/100