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ヤマハがネットワーク製品の最新ロードマップを公開 10GbE対応VPNルータ、マルチギガ対応スマートPoEスイッチなど
2022年1月26日 00:00
ヤマハ株式会社は、1月25日に開催されたオンラインイベント「Yamaha Network Innovation Forum 2022」(SCSK株式会社主催)において、ルータやLAN機器などに関するロードマップを明らかにした。
10Gigabit Ethernet(GbE)対応アクセスVPNルータや、Wi-Fiアクセスポイントの自動最適化機能、小規模オフィス向けWi-Fi 6アクセスポイント、マルチギガビット対応スマートL2スイッチなどを今後リリースする予定が語られた。
なお、時期などは現時点での想定であり、部品供給の問題により変更されることがあるという。
ルータ分野
VPN拡張ライセンス
VPNルータ「RTX830」において、VPN機能を拡張するオプションライセンス「YSL-VPN-EX1」を同1月25日から販売開始した(本誌既報)。
VPN対地数(同時接続可能な数)を拡張するもので、需要変動の大きいテレワークに最適だという。
10GbE対応アクセスVPNルータ
10GbEに対応したアクセスVPNルータを、2022年秋に発売予定。講演スライドの写真を見たところでは、従来のLAN1~3ポートのほかに、SFP+ポートが設けられており、ヤマハのルータ製品としては初となる。
次世代センタールータ
そのほか、2023年度以降に、次世代のセンタールータを予定していることも語られた。ヤマハのセンタールータの現行製品は、2013年発売のRTX3500/5000である。
LAN分野
Radio Optimization機能
無線LANアクセスポイントのWLX413/212に対して、Wi-Fi環境を自動で最適化する「Radio Optimization機能」を1月から順次リリースしている(本誌既報)。ファームウェアアップデートで対応する。
周辺の無線環境をモニタリングしながら、設定を最適化できる機能で、特許出願済み。通常の無線LAN設置では、人間が利用イメージを考え、無線環境をモニタリングして、環境にあわせて設定するが、このうち、モニタリングと設定の部分をアクセスポイントが自動で実行する。これにより、無線トラブルを未然に防ぎながら、高品質な無線環境を維持できるという。
小規模オフィス向けWi-Fi 6アクセスポイント
Wi-Fi 6ラインアップの強化として、「小規模オフィスに「丁度いい」」Wi-Fi 6アクセスポイントを2022年夏発売する。Wi-Fi 6対応としてはWLX-413を販売しているが、それより小規模なオフィスに適したアクセスポイント。デザインもWLX-413と同じデザインだが、より小型になっている。
Wi-Fiについてはそのほか、さらなるWi-Fi 6対応製品や次世代規格製品を拡充していくとのこと。
マルチギガビット対応スマートL2 PoEスイッチ
マルチギガビット対応スイッチの強化として、スマートL2 PoEスイッチを2022年春に発売する。
8ポート2.5GbEポートとアップリンクの10GbEを備える。8ポート30Wフル給電が可能なため、Wi-Fi 6対応アクセスポイントを8台収容可能。デザインは従来のヤマハのスイッチ製品を踏襲する。