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WHI HDのタレントマネジメントシステム、大手企業での利用に適した後継者管理機能を搭載

重要ポストの計画的な確保・育成を目的とした後継者管理を支援

 株式会社WHI Holdings(以下、WHI HD)は11日、傘下の株式会社Works Human Intelligence(WHI)と株式会社サイダスが共同開発・販売するタレントマネジメントシステム「COMPANY Talent Managementシリーズ」において、後継者管理を支援する「サクセッションプラン」機能を追加したと発表した。

 COMPANY Talent Managementは、WHIの大手企業向け統合人事システム「COMPANY」と、サイダスのタレントマネジメントシステム「CYDAS」を融合した製品。「COMPANY」の人材データに、「CYDAS」のノウハウや直感的なUI/UX、AI技術を組み合わせることで、精度の高い人材データの分析・活用を行える点を特徴としている。

 今回は同製品において、後継者管理機能「サクセッションプラン」を新たに提供する。これにより、事業成長・継続の中核を担う重要ポストの計画的な確保・育成を目的とした後継者管理(サクセッションプラン)において、ポストに対する後継者候補の指名や指名状況の進捗管理が可能になった。

 具体的には、統合人事システム「COMPANYシリーズ」の人事管理製品で保持する組織・人事マスタ情報を活用し、最新の組織・ポジション(役割)・ジョブディスクリプション(職務記述書)や、人材情報に基づいた、キーポジション(重要ポスト)の検討や後継者候補の指名を手間なく行えるとのこと。

 例えば、組織改編で後継者管理対象の新たなポジションが発生した際にも、最新の組織情報や発令情報が「サクセッションプラン」機能に自動で反映されるため、表計算ソフトや別システムで後継者管理を行う場合と異なり、ポジションやジョブディスクリプションの情報を手作業で更新したり、データ連携を行ったりする手間は不要。

 また、キーポジションに対して候補者を指名し登録する際には、前回指名された候補者情報や現職者情報を、画面上で参照しながら登録できる。これにより、後継者の指名において課題となりがちな、経営層や各事業部門による入力負担が軽減され、計画実行の速度が向上するとした。

 なお後継者候補は、「今すぐ可能」「1年後に可能」といった枠での登録が可能だ。

後継者候補の登録画面
ポジションの追加・配置検討画面

 このほか、後継者管理の対象となるキーポジションに対する指名の提出率や、後継者の確定率、候補者の充足度などを可視化するダッシュボード機能も提供される予定。将来的な人材戦略の観点から、若手候補者や女性候補者の充足度チェックも可能になるとしている。

ダッシュボード機能(画面は開発中のもの)