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JSOL、自然言語でAIに指示することでソフト開発が可能なプラットフォーム「Replit」を販売
2026年5月1日 08:30
株式会社JSOLは4月28日、バイブコーディングによるAI開発プラットフォームを手掛ける米Replitと、同社製品「Replit」の日本国内初となるソリューションパートナーシップおよびリセラー契約を締結したと発表した。JSOLは提携を通じて、日本国内でのバイブコーディングの普及を後押しするとともに、顧客の既存システムとの連携やセキュリティの強化を担うことで、企業の競争力向上に貢献するとしている。
バイブコーディングとは、日本語などの自然言語でAIに指示するだけで、アプリなどのソフトウェアを設計・構築できる技術。プログラミングの専門知識を持たない人でも、日本語でAIに「こういうアプリを作りたい」と伝えるだけで、AIが自動でプログラムを生成する。これにより、従来、開発者が担ってきた設計から公開までの数多くの工程をAIが代替する。
ただし、企業がバイブコーディングを実業務に導入するには、既存の社内システムとうまく連携できない、セキュリティや社内規則・ガバナンスへの対応が難しい、開発したシステムを新規事業やビジネス改善に結び付ける評価・判断が難しいといった壁があるという。
Replitは、バイブコーディングをブラウザー上で完結できるクラウド型の開発プラットフォームで、エンジニアではない人もシステム開発そのものを担えるように設計されている。インストール不要で、日本語による指示に対応しており、AIエージェントがアプリの企画・設計・実装・公開までを一気通貫でサポートする。
プログラミングの専門知識がなくても使える点が特徴で、業務担当者がアイデアを日本語で入力するだけで、動作するプロトタイプが短時間で完成するため、「アイデアを思いついてから実際に動くものを確かめるまでの時間」を大幅に短縮できる。具体的には、要件定義から実装・検証までに約2週間を要していたプロトタイプ開発が、Replitの活用により最短2日で完了した事例も確認されているという。
JSOLでは、Replitを日本のエンタープライズ環境に導入・活用を推進するため、長年のシステムインテグレーションの知見を生かし、新規事業・ビジネス伴走や既存システムとの連携、セキュリティと品質の担保、導入後の安定運用といった補完・支援を行う。これにより、Replitのスピードを損なうことなく、エンタープライズが求める品質・安全性・安定性を両立した導入を実現するとしている。
JSOLは、提携により共同で市場開拓戦略を推進し、製造・金融・小売業をはじめとする幅広い業界にAI主導の開発手法を提案していく。そして、顧客企業に対して、技術的な制約に縛られることなく、現場の発想から直接サービスを生み出すことのできる、実効性・安全性の高いDXの推進に貢献するとしている。また、JSOLは同事業において、2026年度に売り上げ1億円の達成を目指す。
加えて、今後は地方自治体と連携した「AIハッカソン」の開催についても計画しており、ITスキルの習得を支援することで、若者などが地域に居ながら専門性の高い仕事に就ける環境づくりを目指し、デジタル技術を活用した地方での雇用創出にも貢献していくとしている。