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KDDI、全世界のデータセンターを再生可能エネルギー100%に切り替える環境目標を達成
2026年5月1日 15:00
KDDI株式会社は1日、KDDIグループが国内外のTelehouseや大阪堺データセンターなど、全世界のKDDIデータセンターで使用する電力の100%を再生可能エネルギー由来の電力に切り替える環境目標を3月31日に達成したと発表した。
KDDIでは、今回の達成は、再生可能エネルギーの積極的な導入と、AI時代のデータセンター拡大や電力需要の急増を背景とした省エネルギーの取り組みにより実現していると説明している。具体的には、KDDIグループのデータセンターにおいて、GPUを効率的に冷やす水冷技術の商用導入や、国内外各地域のエネルギー事業者と提携した排熱の再利用などを実施している。
再生可能エネルギー供給の取り組みでは、日本国内において追加性のある再生可能エネルギーを確保するため、2023年1月にKDDIグループのエネルギー事業会社としてauリニューアブルエナジー株式会社を設立した。太陽光発電を中心に発電設備の開発・運用を進め、発電された電力をデータセンターや基地局・通信局舎など、自社設備向けに供給している。
また、KDDIは風力発電所などの新規開発を通じて生み出される環境価値を、長期にわたり調達するバーチャルPPAを締結している。バーチャルPPAは、需要家の敷地外に建てられた専用発電所で発電された再生可能エネルギーの環境価値(非化石証書)のみを調達する手段で、実質的にCO2排出量の削減を促進している。
データセンターにおける取り組みのうち、国内データセンターでは2026年1月に稼働を開始した大阪堺データセンターで、再生可能エネルギー由来の電力を100%使用しているほか、KDDIとして初めて商用環境で水冷方式を大規模導入している。また、2025年4月に開設したTelehouse 渋谷データセンター内では、新しい冷却技術の確立や高効率な電源設備の開発・技術検証などを、各産業・各業界のパートナー企業と共同で進め、新技術の検証と商用化に取り組んでいる。
また、KDDIグループは、KDDIのデータセンターブランド「Telehouse」を、世界10カ国以上、45拠点以上で展開している。30年以上の運用経験に基づく信頼性とサービス品質を強みとし、高い電力供給能力と高効率かつ高信頼の電源設備や省電力の空調設備などを備えている。
これらの取り組みにより、データセンターを利用する顧客の事業活動における脱炭素化にも貢献し、環境面でも選ばれる持続可能なデータセンター運営を目指すとしている。
KDDIグループは、脱炭素社会の実現を加速させるための中長期環境保全計画「KDDI GREEN PLAN」を策定している。今回の目標達成はその一環となり、今後も引き続き、環境に配慮したデジタルインフラを提供する事業者としての責任を果たすとともに、パートナー企業との連携を通じて、社会全体におけるネットゼロ実現に貢献していくとしている。

