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TIS、経費精算クラウド「Spendia」の入力チェック機能を拡充 特定項目に関する複雑な要件や二重申請のチェックなどに対応

 TIS株式会社は30日、経費精算クラウドサービス「Spendia」のチェック機能を拡張し、経理担当者の工数削減と、不正検知・ガバナンス強化を実現したと発表した。

 Spendiaは、経費精算システムを20年以上提供してきた知見をもとに、TISが日本の制度や商習慣に合わせて開発した経費精算クラウドサービス。SaaSでありながら、さまざまな企業の業務要件に柔軟に対応できる点を特長としている。

 今回は、Spendiaの申請内容に関するチェック要件を柔軟に設定できるよう、機能拡張を行った。具体的には、伝票内の特定の入力項目(複数項目にも対応可)に関して、固定項目や関数、文字列、数値などを組み合わせ、数式としてチェック規則を設定できるようになった。

 これにより、「自社特有の経費精算規定に応じて細かくリマインド/警告/禁止アラートを表示したい」「申請目的に応じた上限金額を超えて申請しようとした時に、エラーを提示したい」といったニーズに応えられるとのこと。

特定項目チェックのシステム管理者設定イメージ
利用者側で表示されるポップアップイメージ

 また、チェック期間/伝票入力項目/費目を組み合わせてチェック規則を作成することで、過去申請した伝票と重複するものがあるか、事前申請した内容と精算時の内容に乖離(かいり)があるか、といったチェックにも対応。さらに、費目明細の入力内容に関するチェック要件を設定し、1明細ごとにチェックを行うこともできる。

二重申請チェックのシステム管理者設定イメージ

 こうした機能強化により、担当者のチェック作業を自動化することで、請求書チェックの効率化、申請時チェック・差し戻し作業の削減などが期待できるとのことだ。

 なお今回の拡張機能は標準機能として提供されるので、追加費用なく利用できる。