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TIS、クラウド型経費精算システム「Spendia」にAmazonビジネスとの連携など新機能を追加

 TIS株式会社は22日、クラウド型経費精算システム「Spendia」に新機能追加と機能強化を行ったと発表した。

 Spendiaは、経費精算システムを20年以上提供してきた知見をもとに、TISが日本の制度や商習慣に合わせて開発した経費精算クラウドサービス。今回の新機能追加と機能強化では、「Amazonビジネス」への連携機能や、分析レポート機能、ワークフロー機能、振替伝票機能の追加や強化を行った。

 Amazonビジネスとの連携機能は、Amazonが提供する法人向けのEコマース事業「Amazonビジネス」とAPI自動連携し、Spendiaに注文履歴データの取り込みを行えるようになった。これにより、従業員の請求業務効率化や、経理部門のチェック作業負荷を削減できる。

「Amazonビジネス」との連携イメージ

 分析レポート機能では、標準で搭載していたレポート機能を強化し、ビジネスニーズに合ったダッシュボードで、企業の支出パターンや購入行動を追跡・分析し経費管理の高度化を実現する。標準で初期画面に過去1年の個人ごと・部門ごとの経費支出をグラフ形式で表示する点に加え、パーソナライズ(ユーザーごとにカスタマイズして作成できる)レポートでさらに分析しやすい環境を提供する。

 ワークフロー機能では、経費精算以外の業務・用途においても汎用的なワークフローを実現する、ワークフロー申請機能を追加した。設定の自由度が高く、顧客の要件に応じて項目名や承認フロー、メール通知を柔軟に設定できる。稟議や押印申請など、必要な申請手続きをSpendia上で電子化・管理でき、申請・チェック・承認時間の削減やペーパーレス化、内部統制強化につなげられる。

 また、ワークフロー機能を利用して、Spendia上で振替伝票の作成が可能になった。Spendia上で一貫性のあるフォーマットで伝票を作成でき、人為的なミスが減ることで、よりデータの正確性が向上する。また伝票の作成・処理時間短縮により、申請者や経理部門の作業効率が向上する。

 Spendiaは今後、インボイス発行機能など、経理業務の効率化につながるバージョンアップを順次予定する。