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TIS、経費精算クラウド「Spendia」に従業員フロント機能を追加 人事や勤怠などの申請・承認に対応

 TIS株式会社は8月30日、経営管理サービス群「ACTIONARISE」のクラウド型経費精算システム「Spendia(スペンディア)」において、各種人事申請や一時金払いに対応した従業員フロント機能を追加したと発表した。

 Spendiaは、TISが経費精算システムを20年以上提供してきた知見をもとに、日本の制度や商習慣に合わせて開発した経費精算クラウドサービス。SaaSでありながら、大企業が抱える特有要件にも対応できるさまざまな機能と柔軟性を持つほか、スマートフォンアプリで経費精算を完了できる利便性が特徴という。

 今回はこのSpendiaをサービス基盤として、「人」に関するデータを統合し、さまざまな業務デジタル化・自動化することを目指した従業員フロント機能を提供する。具体的には、従来の経費精算メニューに加え、人事給与・勤怠などに関する申請・承認を行えるようになった。例えば人事給与では、住所や給与・賞与振込口座、氏名、通勤手当などの変更を行えるほか、各種手当の申請に対応。勤怠では、36協定時間延長申請、日時・月次の承認などが可能となっている。さらに、報奨金の支払いにも対応した。

 TISでは、経費精算や人事・労務など業務ごとに異なるシステムで運用していた申請・承認作業をSpendiaに統一可能になることに加え、申請結果は人事給与システムや勤怠システムなどの他システムと連携できると、そのメリットを説明している。