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TISの経費精算クラウド「Spendia」、ウイングアーク1stの電子帳票基盤「invoiceAgent」と連携

 TIS株式会社は25日、クラウド型経費精算システム「Spendia」と、ウイングアーク1st株式会社の電子帳票プラットフォーム「invoiceAgent」を連携したと発表した。経理業務のさらなる効率化に向け、電子帳簿保存法(以下、電帳法)対応と電子取引対応を拡大するという。

 Spendiaは、経費精算システムを20年以上提供してきた知見をもとに、TISが日本の制度や商習慣に合わせて開発した経費精算クラウドサービス。SaaSでありながらも、さまざまな企業の業務要件に対して柔軟に対応できる点を特徴としている。

 一方のinvoiceAgentは、企業間で流通する帳票の最適化を実現し、ビジネスを加速させる電子帳票プラットフォーム。そのラインアップとして、あらゆる帳票の仕分けから保管、検索、他システムとの連携も可能な文書管理ソリューション「invoiceAgent 文書管理」を提供している。

 Spendiaは今回、JIIMA認証を取得しているこのinvoiceAgent 文書管理と連携することで、電帳法対応オプションのラインアップを拡大するとのこと。具体的には、Spendia上で処理された請求書および領収書は、利用者が特に意識することなくシームレスに、invoiceAgent 文書管理へ連携可能となった。

 TISでは、「経費精算システムの導入や刷新を検討している企業」「電帳法対応を契機にDX化を図りたい企業」に向けて、会計システムや人事システムなどのバックオフィス業務を熟知したエンジニアが、経費精算および帳票関係以外の部分においても、ローコード開発ツール、RPAなどを活用し、最適なソリューションを組み合わせて提供するとしている。また、ウイングアーク1stと協力し、SpendiaおよびinvoiceAgentの拡販を目指すほか、文書管理のみならず、そのほかのinvoiceAgentの機能との連携も図るとのこと。