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クラウド型経費精算システム「バクラク経費精算」、交通系ICカードの利用履歴取り込み機能を提供

 株式会社LayerXは29日、クラウド型業務システム「バクラク」シリーズで提供されている経費精算システム「バクラク経費精算」において、交通系ICカードの利用履歴取り込み機能をリリースしたと発表した。これにより、ICカードの利用履歴を基に申請可能になったため、交通費申請の手入力を削減できるという。なお、同機能は標準機能として提供される。

 バクラク経費精算は、面倒な経費精算の効率化を支援するクラウド型経費精算システム。複数のレシートや領収書を一括アップロードできる領収書読取特化AI-OCR、汎用ワークフロー機能を用いた稟議(りんぎ)とのひも付けなどの機能を備えており、経費精算に関する業務負荷を軽減できるという。

 このバクラク経費精算では、すでに、交通費の経路検索から明細を作成して申請する機能が提供されており、交通経路を別サービスで調べることなく、同一システム上で経路を検索してそのまま申請を行えるが、月末に交通費を精算する際には、その月の予定表を見返して経路を検索するといった作業が発生してしまっていたという。

 そこで今回は、交通系ICカードをバクラク経費精算のアプリで読み込むことにより、利用・支払履歴を取り込み、申請できる機能を追加した。交通系ICカードの取り込みから経費精算申請まで、ひとつのアプリで作業を完結できるほか、取り込んだ利用・支払履歴から申請する履歴を選択できるため、業務とプライベートで同じICカードを利用している場合でも利用可能とのこと。

 また、一度申請をした利用履歴を使って再度申請することはできないので、誤って重複した申請を行ってしまうことを防止するとした。

 なお、対応済みの交通系ICカードは、Suica/PASMO/Kitaca/TOICA/ICOCA/manaca/nimoca/はやかけんの各カード。モバイルPASMO/モバイルSuicaについては、アプリがインストールされている端末に、モバイルPASMO/モバイルSuicaがインストールされている端末をかざすことで取り込めるとしている。