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グレープシティのUIコンポーネントセット「ComponentOne 2023J v1」、.NET 6対応コントロールを追加

データグリッドコントロールの強化も

 グレープシティ株式会社は26日、業務アプリケーション開発に便利なデスクトップ/Web/モバイル用.NETコンポーネントを収録したスイート製品「ComponentOne」の新版、「同 2023J v1」を提供開始すると発表した。

 ComponentOneは、データグリッド、チャート、入力、ナビゲーションなど、業務アプリケーションに必要とされる機能を包括的に収録したUIコンポーネントセット。Windows Forms、WPF、ASP.NET、ASP.NET Core、Xamarin、Blazor、WinUIの各プラットフォームに対応するため、デスクトップからWeb、モバイルアプリまで、1つの製品で開発することが可能という。

 今回の新版では、このうち、indows Formsアプリケーション開発用エディションを中心に機能の追加・強化を行った。まず、データグリッドコントロール「FlexGrid」では、グリッド上の任意のデータを検索した際に、ヒットしたセル内のすべての検索結果を強調して表示できるようになったほか、設計時および実行時にレイアウトの保存と読み込みがサポートされ、データ自体を保存することなく、アプリケーションの実行中にレイアウトをより簡単に保持できるようになる。

検索結果の強調表示
レイアウトの保存と読み込み

 また、.NET 6に対応した複数列コンボボックスコントロール「MultiColumnCombo(ベータ版)」を新たに提供。データバインディングや検索、フィルター処理、強調表示などに対応したコンボボックスを、.NET 6対応アプリケーションに使用できるほか、FlexGrid、TreeViewなどのコントロールに追加することも可能とした。

 加えてWPF用エディションでは、.NET 6に対応したGaugesコントロールが追加された。さまざまな形状のゲージを利用して情報をグラフィカルに表示することで、進捗や割合などを直感的に把握できるようになるとのこと。

 なおComponentOneは、1年定額制のサブスクリプション方式での販売となり、最上位エディション「ComponentOne Enterprise」の1ユーザーライセンスの価格(税込)は、初年度が16万5000円、2年目以降8万2500円となる。