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グレープシティのUIコンポーネントセット「ComponentOne 2022J v1」、Blazor対応コントロールの追加などを実施

データグリッドコントロール「FlexGrid」の機能強化なども

 グレープシティ株式会社は27日、.NET/Xamarin/Blazor用コンポーネントを収録したスイート製品「ComponentOne」において、新版「同 2022J v1」を提供開始すると発表した。

 ComponentOneは、データグリッド、チャート、入力、ナビゲーションなど、業務アプリケーションに必要とされる機能を包括的に収録したUIコンポーネントセット。Windows Forms、WPF、ASP.NET、ASP.NET Core、Xamarin、Blazor、WinUIに対応しており、デスクトップからWeb、モバイルアプリまで、1つの製品で開発を行うことができる。

 今回の新版ではこのうち、Blazorを中心に機能強化が行われた。具体的には、パネルを折りたたんだり展開したりできる「アコーディオン」コントロールを新たに搭載。展開したパネル内に表示しているデータ以外を隠すことで、画面の表示領域を確保できるようになる。

 また、値の範囲(上限値および下限値)を視覚化し、システム利用者の操作による値の範囲の変更を可能にする「範囲スライダー」コントロールも追加された。こちらは、価格や面積など、最小値と最大値を指定して検索するようなフォームを使う場合の利便性が向上するとのこと。

 このほか、Windows Forms用エディションのデータグリッドコントロール「FlexGrid」では、FlexGridの左上隅にある歯車アイコンや列のコンテキストメニューから、システム利用者が表示されている列を追加したり削除したりできるようにした。大量の列を持つデータセットから、把握したいデータを見やすくするために不要な列を一時的に非表示にするなど、さまざまな場面で活用できるとしている。

 加えてWindows Forms用エディションでは、DashboardLayout、FlexPivotSlicer、Gauges、SpellCheckerが、WPF用エディションではBarCode、FlexReport、FlexViewer、Sparklinesが、マイクロソフトのアプリケーションフレームワーク「.NET 6」に対応している。

 ComponentOneのライセンスは1年定額制のサブスクリプション方式となり、最上位エディション「ComponentOne Enterprise」の場合、1ユーザーライセンスが初年度16万5000円(税込)、2年目以降の更新費用が8万2500円(税込)となる。