ニュース

グレープシティのUIコンポーネントセット「ComponentOne 2021J v1」、.NET 5およびBlazorへの対応を強化

 グレープシティ株式会社は28日、.NET/Xamarin用コンポーネントを収録したスイート製品「ComponentOne」において、新版「同 2021J v1」を提供開始すると発表した。マイクロソフトのアプリケーションフレームワーク「.NET 5」および「Blazor」の対応を強化している。

 ComponentOneは、グリッド、チャート、入力支援など、業務アプリケーションに必要とされる機能を包括的に収録したUIコンポーネントセット。Windows Forms、WPF、UWP、ASP.NET Web Forms、ASP.NET MVC、Xamarinに対応し、デスクトップやWeb、モバイルといった各種アプリケーションの開発に対応している。

 今回の新版では、Windows Forms用エディションに含まれる、データの集計や分析に便利な「FlexPivot」、階層的なデータ表示を可能にする「TreeView」、WPF用エディションのカレンダーを表示する「Calendar」、パネルの折りたたみや展開ができる「Accordion」や、「Input」「Command」など、業務システムに必要とされることの多いコントロールが.NET 5をサポートした。帳票開発に便利な「FlexReport」や「FlexViewer」、「Document」のベータ版も.NET 5に対応している。

 さらにWPF用エディションでは、複数月の表示や複数日付の選択が可能なカレンダーコントロール「Calendar」、処理の進捗状況を表示する「ProgressBar」、開閉できる項目リストを表示する「Accordion」をはじめ、「DragDropManager」「SpellChecker」「RadialMenu」などのコントロールが.NET 5に対応した。

 加えて今回は、BlazorによるWebアプリケーション開発を支援するためのコンポーネントが追加されている。例えば、メインのウィンドウとは別にポップアップを表示させて、補足や追加の情報をアプリケーション利用者に知らせることが可能な「Window」コントロールが搭載された。

 このほかBlazorでは、日付範囲を選択できる「DateRangePicker」、要素にマウスカーソルを合わせたときに注釈などを表示する「Tooltip」、アプリケーション利用者に書式付の入力を提供する「MaskedTextBox」といったコントロールも利用できる。

 なおBlazor用エディションは、最上位のComponentOne Enterpriseのみ利用可能とのこと。

 ライセンスは従来通り、1年定額制のサブスクリプション方式で提供され、ComponentOne Enterpriseの初期費用は1ユーザーライセンスあたり16万5000円(税込)、更新費用は同8万2500円(税込)となる。