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ISID、経費精算システム「Ci*X Expense」や、汎用ワークフロー「Ci*X Workflow」などの新版を提供

Google Map連携、申請書関連付け、レポーティング機能の強化などを実施

 株式会社電通国際情報サービス(ISID)は17日、エンタープライズシステム「Ci*X(サイクロス)」シリーズの3製品、経費精算システム「Ci*X Expense」、汎用ワークフローシステム「Ci*X Workflow」、グループ統合会計システム「Ci*X Financials」の新版を提供開始すると発表した。

 Ci*X Expenseは、企業グループ向けの豊富な機能、充実した入力サポート機能と操作性の高いユーザーインターフェイスを兼ね備えた経費精算システム。その新版である「Ci*X Expense Ver.3.0」では、計40項目の機能追加・強化が行われた。

 まず、Google Map連携により、出発地と目的地から移動距離を自動取得する機能が追加され、最小限の入力で車両燃料費の計算が可能となっている。また、支払依頼申請書画面で請求書をアップロードした際に、AI-OCRにより請求日、請求書番号、登録番号などのヘッダ項目や、明細の金額、摘要項目の値を自動入力する機能も搭載した。

 さらに、ファーストアカウンティングのPeppolアクセスポイント連携により、デジタルインボイスの取り込みを実現。受信したデジタルインボイスをもとに、経費の支払い依頼申請を行えるようになった。

 Ci*X Workflowは、人事や総務等の各種申請・届け出業務において、申請書の作成から申請・承認に至る一連のプロセスを支援する汎用ワークフローシステム。この新版「Ci*X Workflow Ver.2.0」では、申請書関連付け機能の強化、申請・承認機能の改善など計26項目の機能追加・強化が実施された。

 このうち申請書関連付け機能の強化では、備品貸し出し申請と返却申請のような、対となる申請書間でデータを引き継いだ申請起票や、稟議(りんぎ)申請の後続としての購入依頼申請など、先行・後続申請の有無による申請書検索が可能となった。一方の申請・承認機能の改善では、過去の申請書を再利用する際のコピー対象項目設定機能や、最終承認後の訂正機能などが改善され、使い勝手を向上させている。

 最後のCi*X Financialsは、企業グループにおける単体決算業務を統合・最適化する会計システム。新版の「Ci*X Financials Ver.2.0」では、グループ導入・シェアードサービス向け機能の強化で15項目、レポーティング機能の強化で13項目、法改正対応(電子帳簿保存法改正対応、インボイス制度経過措置対応)で2項目の機能強化・追加をそれぞれ行っている。