ニュース

ISIDが経費精算システムを強化、請求書電子化サービスや出張手配サービスと連携対応

 株式会社電通国際情報サービス(以下、ISID)は26日、経費精算システム「Ci*X Expense(サイクロス エクスペンス)」の新版として、「同 Ver.1.4」を提供開始すると発表した。

 「Ci*X Expense」は、Ci*X Expenseは、最新のコンシューマ向けテクノロジーと、ISIDが強みとしてきたグループ経営管理の知見を融合し、新しい設計思想で開発した経費精算システム。ISIDの次世代開発基盤「aiuola(アイウォーラ)」の採用によって直感的なインターフェイスを実現するなど、ユーザーエクスペリエンスを向上させており、ユーザーである社員一人ひとりの働きやすさや生産性向上を支援するという。

 今回の新版では、まず、株式会社インフォマートの請求業務電子化サービス「BtoBプラットフォーム 請求書」とのシステム連携により、請求書の受け取りから社内回覧、承認、支払い処理までの一連のプロセスをCi*X Expense上で行えるようにした。これにより、請求書のペーパーレス化を実現するとともに、従来行っていたスキャン・入力にかかわる作業負荷を軽減するとのこと。

 また、外部の出張手配サービスとの連携機能を実装。「Ci*X Expense」の出張申請画面から出張手配サービスに遷移しての予約内容確認を行えるほか、出張手配サービスから出張実績データを取り込むことで、出張精算時の交通費・宿泊費などの手入力が不要となった。これにより、入力ミスの防止並びに申請業務効率化を実現している。

【本文修正 11/9】

  • 出張手配サービスとの連携について、ISIDがリリース文を訂正したため、記事内の表現も変更しました。

 加えて、交通系ICカードの読み取り・データ送信機能を持つスマートフォン用アプリを提供。スマートフォンを活用したICカードの使用履歴の読み取りと、「Ci*X Expense」へのデータ取り込みを可能とした。

 なお今回はこのほか、モバイル機能、マスタ機能の強化など、既存顧客からの要望に基づき全部で21項目の改善が図られているとのことだ。