ニュース

ISID、スマホ向け機能を強化した経費精算システム「Ci*X Expense」新版

申請書デザイナー機能の拡張を行った汎用ワークフローシステム新版も提供

 株式会社電通国際情報サービス(以下、ISID)は18日、経費精算システム「Ci*X(サイクロス) Expense」と、汎用ワークフローシステム「Ci*X Workflow」の新版を提供開始すると発表した。

 Ci*X Expenseは、ISIDが持つグループ経営管理のノウハウを生かして開発された経費精算システム。充実した入力サポート機能と、操作性の高いユーザーインターフェイスを備えるほか、企業グループでの利用を前提としており、組織をまたいだマスタ管理や承認フローなども行えるという。

 今回の新版「Ver.2.0」では、電子帳簿保存法の令和3年度改正においてタイムスタンプ要件が緩和されたことに伴い、タイムスタンプ付与サービスを利用しない運用にも対応するため、電子帳簿保存法関連の設定項目の変更や証憑経過日数チェックのルール、タイムスタンプ表示部などについて改修を行った。

 またスマートフォン向けの機能も強化され、Web版アプリや交通系ICカード読み取りアプリを集約したランチャーアプリを提供。承認依頼や差し戻しといったプッシュ通知の受信および一覧表示機能により、スマートフォンから通知内容の確認・処理が可能となった。

Ci*X ランチャーアプリの画面イメージ

 一方のCi*X Workflowは、人事や総務等の各種申請・届出業務において、申請書の作成から申請・承認に至る一連のプロセスを行う汎用ワークフローシステム。

 今回の新版となる「Ver.1.1」では、簡単な設定操作だけで、ノンコーディングにて申請書を作成できる申請書デザイナー機能を強化し、より柔軟性の高い申請書を作成可能となった。具体的には、四則演算や関数を用いた簡単な数式設定のみで合計金額や税額などの計算処理を行える機能や、申請項目の選択肢に連動して必要となる入力項目フィールドをダイナミックに表示する「入力項目間の連動表示」機能、企業独自の複雑なチェックや計算処理を行う場合に、カスタム処理としてJavaプログラムでアドオン開発を行える機能などを利用できる。

 また、再申請時の変更個所をハイライト表示する機能や、申請書の内容をPDFファイルでダウンロードする機能など、申請者や承認者の利便性を向上させる機能強化を実施。さらにはCi*X Expenseとの連携により、ワークフロー申請書から、Ci*X Expenseの取引先マスタなどのマスタデータの参照・利用が可能になったとのこと。

変更個所の表示イメージ(変更前後の内容を左右に表示し、変更個所をハイライト)