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ISID、AI-OCR連携機能を搭載した経費精算システム「Ci*X Expense 1.5」

 株式会社電通国際情報サービス(以下、ISID)は19日、経費精算システム「Ci*X Expense(サイクロス エクスペンス)」において、AI-OCR連携やUI改善などを行った新版「同 Ver.1.5」を提供開始すると発表した。

  Ci*X Expenseは、最新のコンシューマ向けテクノロジーと、ISIDがかねてより強みとするグループ経営管理の知見を融合して開発された経費精算システム。

 今回の新版では、LINE株式会社のAI-OCRサービス「CLOVA OCR」との連携による領収書読み取り機能を追加した。申請者が領収書をCi*X Expenseにアップロードした際に、日付、金額、支払先を自動で入力できるため、申請時における入力作業の負荷軽減、入力ミスの防止などを支援するという。

 また、スマートフォンやスキャナから取り込んだ領収書や請求書などの証憑データと、各種外部サービスから取り込んだ交通系ICカード情報やコーポレートカード利用情報などの実績データを一元管理できるよう、機能を改善した。各種データをまとめ、1つの申請書として起票することも可能で、ISIDでは、申請業務に要する時間をよりいっそう短縮できるとアピールしている。

 さらに今回は、Ci*Xが標準で用意しているマスタ以外に、企業固有の管理項目を汎用マスタとして追加可能にした。追加したマスタは各申請書の入力項目として利用できる。また、追加項目を用いた業務チェックルールの作成や会計システムへの仕訳連携についても対応できるようになったとのこと。

 このほか、外部取り込みデータの一元管理などにおいてUIの改善を実施するなど、ユーザーからの要望に応え、合計36項目の改善を行っている。