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ISID、経費予算管理機能などを強化した経費精算システム「Ci*X Expense 2.1」

汎用ワークフローシステム「Ci*X Workflow」のスマホ対応なども実施

 株式会社電通国際情報サービス(ISID)は18日、エンタープライズシステム「Ci*X(サイクロス)シリーズ」において、経費精算システムの新版「Ci*X Expense Ver.2.1」と、汎用ワークフローシステムの新版「Ci*X Workflow Ver.1.2」を提供開始すると発表した。

 Ci*X Expenseは、ISIDが持つグループ経営管理のノウハウを生かして開発された経費精算システムで、充実した入力サポート機能と、操作性の高いユーザーインターフェイスを備える点が特徴という。また、企業グループでの利用を前提としており、組織をまたいだマスタ管理や承認フローなども行えるとのこと。

 今回の新版では、計34項目の機能追加・強化が行われている。例えば、登録した経費予算と実績との比較を行える予実対比機能が新たに搭載された。期間や部門、科目、プロジェクトごとに、あるいは任意のシナリオごとにレポートを表示でき、明細へのドリルダウンやCSVでのエクスポートにも対応する。

 会社や部署単位の権限設定に基づいた代理申請も可能となったため、ユーザー個別での代理設定を行うことなく、シェアードサービス会社による、事業会社の代理申請の運用が可能になるという。

 加えて、Ci*X Workflowとの連携が強化され、経費精算時の事前申請に関して、Ci*X Expense標準の事前申請書のみならず、Ci*X Workflowで作成したユーザー独自の申請書も利用できるようになった。

 一方のCi*X Workflowは、人事や総務等の各種申請・届け出業務において、申請書の作成から申請・承認に至る一連のプロセスを行う汎用ワークフローシステム。

 こちらの新版では、計14項目の機能追加・強化が実施された。大きな強化点としては、スマートフォンを利用した申請や承認に対応しており、時間や場所にとらわれない迅速なワークフローを可能にするという。

 また、自動仕訳システム「Ci*X Journalizer」との連携に対応し、Ci*X Workflowで回覧・承認した申請書内容に基づいて、Ci*X Journalizerで仕訳データを自動作成し、会計システムへ連携するといった運用に、ノンコーディングで対応できる。