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電通総研の経費精算システム「Ci*X Expense」、不正経費自動検知サービス「Stena Expense」の連携利用に対応
経費利用の不正や間違いを未然に防止可能
2025年1月22日 08:30
株式会社電通総研は21日、クラウド型の不正経費自動検知サービス「Stena Expense」を提供する株式会社ChillStackと取次販売契約を締結したと発表した。電通総研の経費精算システム「Ci*X Expense」とStena Expenseを組み合わせて利用することで、経費利用の不正や間違いを未然に防止可能になるという。
Ci*X Expenseは、さまざまな入力サポート機能や直感的なユーザーインターフェイスを備えるとともに、日本企業独自の複雑な規定にも対応可能な柔軟性を持つ経費精算システム。一方のStena Expenseは、企業の個人立替経費の申請・承認データをもとに、不正検知AIが自動的に不正や異常(不適切)な利用を検知するシステムである。
Ci*X Expenseでは、以前から、申請時にあらかじめ定義したルールにのっとっていない申請にアラートを表示する機能や、出張費や交際費の利用状況を確認するレポートを提供してきたが、Stena Expenseとあわせて利用することで、不正や異常な経費利用を防止する機能を提供するとした。
Stena Expenseでは、企業で利用している経費精算システムはそのままに、経費精算データから、経費の「二重申請」や「交通費の水増し」などの不正を検出可能。さらに、AI技術を用いて、経費申請データを時系列的かつ網羅的に解析することで、従来の目視では困難だった異常検知を行える点が特徴で、個々の従業員の申請履歴を踏まえて判断することにより、「特定個人との多頻度利用」や「特定店舗での多頻度利用」など、不適切もしくは異常と推察される経費利用も検出できるとのことだ。
なお、不正・異常の種類や日付、勘定分類、申請部署、申請者など、さまざまな項目でフィルタリングして経費精算一覧を確認でき、全体の統計や部署ごとの傾向も簡単に把握可能。社内ルールや不正の基準を明示しつつ、不正や異常と判断した根拠を、グラフなどを用いて分かりやすく可視化できるとしている。