Sansan、営業DXサービス「Sansan」が契約DXサービス「Contract One」と連携

　Sansan株式会社は、5月より営業DXサービス「Sansan」が契約DXサービス「Contract One」と連携し、顧客データベースに取引情報を実装すると発表した。これにより、Sansanに蓄積した顧客との接点情報、100万件を超える企業情報を組み合わせた独自のデータベースに、Contract Oneにある契約情報が新たに追加されるという。

　名刺管理機能を中核とした営業DXサービスのSansanでは、名刺だけでなくメール署名、Webフォームといったあらゆる接点情報が蓄積・可視化でき、これらの接点情報と標準搭載された100万件以上の企業情報を組み合わせることで、利用企業ならではのデータベースを構築できる。

　一方のContract Oneは、紙や電子といった形態を問わず、さまざまな契約書を正確にデータ化し、一元管理を行える契約DXサービスで、同サービスによって契約データベースを構築することにより、全社での契約情報の活用を促進し、さまざまな経営課題の解決につなげられるようにしている。

　これまで、両サービスを導入している企業では、Sansanで接点情報と企業情報を、またContract Oneで契約情報を、それぞれのサービス画面上で閲覧・確認する必要があったが、今回の連携機能により、Sansan上で契約の有無やタイトル名、契約締結日などの取引情報を確認できるようになった。また詳細な契約内容は、Sansanの顧客データベースからContract Oneにシームレスに遷移して確認を行えるとのこと。

　Sansan社では、両データベースの連携により、確度の高いターゲットの選定から高度なアプローチシナリオの作成が可能になると、そのメリットを説明している。