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Tintri、ストレージとKubernetesオブザーバビリティのシームレスな連携を促進するOpenTelemetry連携機能を公開

 Tintriは29日、OpenTelemetry連携機能を公開し、OpenTelemetryオープンソースコミュニティへのコミットメントを表明するとともに、日本における展開開始を発表した。

 連携機能により、既存のREST APIデータを標準化されたクラウドネイティブなテレメトリに変換することで、IT部門は普段利用しているダッシュボードからTintri VMstoreのメトリクスとKubernetes環境を容易に関連付け、可視化・分析できるようになる。監視のサイロ化が解消されベンダーに依存しないフルスタックオブザーバビリティを実現し、MTTR(平均復旧時間)の短縮と迅速なトラブルシューティングが可能となる。

 Tintriは、クラウドネイティブな本番環境では、サービスの可用性を維持するために、障害の根本原因を迅速に特定することが極めて重要だが、従来のストレージ監視は、他の基盤の監視から切り離された状態で運用されることが少なくないと指摘する。

 DevOpsやSite Reliability Engineering(SRE)チームは、アプリケーションのパフォーマンスを統合ダッシュボードで監視している一方、ストレージ管理者はベンダーごとの専用ツールを利用している。この分断された環境では、IT部門はインフラ全体の状況を把握するために、複数の監視システムや重複するアラート、異なる認証情報を手作業で管理する必要がある。その結果、MTTRの長期化、運用コストの増加、システムアーキテクチャの複雑化を招いているという。

 TintriのOpenTelemetry連携は、この課題を解決するものであり、OpenTelemetryをネイティブに採用することで、VMstoreが持つ豊富なテレメトリデータを、企業がすでに標準的に利用している統合監視プラットフォームへシームレスに取り込む。これにより、エンジニアはストレージ専用の個別アプリケーションを利用する必要がなくなり、Tintriのメトリクスを既存の監視基盤へシームレスに統合できる。

 さらに、Tintri VMstoreは、従来のLUNやボリューム単位ではなく、個々の仮想マシン(VM)やコンテナ化されたアプリケーション単位でパフォーマンスを把握できるよう設計されている。そのため、Grafanaなどの可視化ツールで表示されるデータは、より詳細でコンテキストが豊富で、即座に実用的なインサイトを提供する。

 ソリューションは、標準的なOpenTelemetry Collectorコンポーネントとして動作する。TintriのREST APIはこれまでも、VMstoreおよびTintri Global Center管理プラットフォームから詳細なインフラ性能データを提供してきたが、新しい連携機能により、ユーザーが独自のデータ取得(スクレイピング)スクリプトを開発・保守する必要がなくなる。

 REST APIから取得したデータを自動的に処理し、OpenTelemetryのセマンティック規約に従って変換・マッピングすることで、コンテナ化アプリケーションやKubernetes環境のテレメトリと即座に関連付け(相関分析)ができるようになる。

 標準のOpenTelemetry Collector Exporterを利用することで、VMstoreの豊富なデータを、OTLP(OpenTelemetry Protocol)に対応した任意の監視バックエンドへシームレスに送信できる。例えば、Grafana、Prometheus、ClickHouse、Datadog、Dynatraceなどに対応しており、Tintri側の連携機能を変更することなく利用できる。