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クラウド型請求管理サービス「MakeLeaps」、利用者側で書式を自由にカスタマイズできる新機能を提供

 株式会社リコーとメイクリープス株式会社は23日、クラウド型請求管理サービス「MakeLeaps」において、利用者が帳票の書式を自由にカスタマイズできる機能を共同開発し、1月25日より提供開始すると発表した。書類テンプレートのレイアウトを自由に設定したり、任意の記載項目や明細表の列を追加したりできる。

 MakeLeapsは、見積書・請求書などの書類作成から、郵送代行などの送付業務、請求データや入金管理まで、請求にまつわる作業・データを一元管理できるクラウド型請求管理サービス。

 今回の機能追加では、利用者自身がExcelを使って、書類の書式をカスタマイズして作成・発行できるようになった。従来、テンプレート上で設定が可能なデータ項目はMakeLeapsに存在する書類データ項目のみだったが、新機能では、現状ではMakeLeapsに存在していない書類データ項目の入力欄を任意で設定でき、設定した項目に入力したデータは、書類に表示されるようになる。

 カスタマイズとしては、「書類の色、文字のサイズを決める」「明細表に任意の列を追加する」「ページ番号を載せる」「数字や日付の表示フォーマットを変える」「横型の書類を作る」「書類に承認印欄を乗せる(印刷して紙で承認を回す場合)」「領収書に収入印紙を貼る専用スペースを追加する」といったことが可能になっている。

 また、作成したオリジナルの書式テンプレートに請求データのCSVファイルを取り込み、書類を作成するといったこともできる。

カスタマイズした書式イメージ

 なおMakeLeapsはこれまでも、さまざまな外部システムと連携してきたが2022年10月にリコーが提供開始した業務改善プラットフォーム「RICOH kintone plus」とも、2月に連携する予定という(有料オプションでの対応)。

 このデータ連携により、RICOH kintone plusの「MakeLeapsへ連携」ボタンをクリックするだけで、RICOH kintone plusのアプリ内で管理している顧客・案件情報を用いて、MakeLeaps側で見積書や請求書などの取引書類を自動生成できるようになる予定だ。書類作成後の郵送代行・電子送付、入金管理業務はMakeLeaps内で一元管理できるので、手作業が大幅に短縮され、請求業務の効率化を推進可能になるとしている。