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リコー、独自のノウハウを組み込んだ業務改善プラットフォーム「RICOH kintone plus」を提供開始

複合機連携機能、オリジナルのプラグインやテンプレートなどを用意

 株式会社リコーは、サイボウズ株式会社の業務アプリ構築クラウド「kintone」をベースに開発したクラウド型業務改善プラットフォーム「RICOH kintone plus」を、10月21日から提供開始すると発表した。まずは国内市場から提供を開始し、2022年度中には北米市場へ、その後欧州市場へと、順次展開地域を拡大する予定。

 RICOH kintone plusは、kintoneの基本機能はそのままに、“あったらいいな”という便利な機能を標準で搭載したリコー独自のサービス。リコーが中小企業向けのスクラムパッケージや中堅企業向けのスクラムアセットの提供を通じて培ってきた業務改善ノウハウ、これまでkintoneを提供するなかで顧客から受けた要望をもとに強化が行われている。

 まず、リコー複合機との連携機能が標準で搭載されており、紙文書を利用する業務では、リコーの複合機でスキャンした紙文書を、RICOH kintone plusへスムーズかつダイレクトに登録できるという。

 また、API連携やプラグインによって機能拡張や外部サービスとの連携を容易に行える点も特徴。提供開始時点では、見積もり作成業務に便利な「自動採番」「帳票作成」「カンタン検索」などを実現する3種類のプラグインが用意された。リコーオリジナルプラグインは、今後も順次追加される予定だ。

 さらに、建設業、製造業、福祉介護業など7業種、15種類以上のリコーオリジナルアプリテンプレートが用意された。こうしたテンプレートについても、150を越えるスクラムパッケージメニューから順次追加される予定としている。

 なおサポート面でも、国内販売会社であるリコージャパン株式会社が、地域密着の販売サポート体制を提供するほか、専門人材を配置した「リコー kintone支援センター」による対面開発や伴走サービスなどの支援メニューを提供・拡充するとのこと。