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建設ドットウェブの「どっと原価」と請求管理クラウド「MakeLeaps」が連携、インボイス制度や電帳法に対応

 株式会社建設ドットウェブとリコーグループのメイクリープス株式会社は3日、建設ドットウェブの原価管理ソフトウェア「どっと原価シリーズ」と、メイクリープスのクラウド型請求管理サービス「MakeLeaps」が連携すると発表した。

 どっと原価シリーズは、建設業・土木工事業向けの原価管理ソフトウェア。工事情報や原価・入金・支払い情報をシステムにより一元管理可能なほか、自社に必要な機能だけを選択し導入できるため、コストパフォーマンスの高いシステム化が可能という。

 一方のMakeLeapsは、見積書・発注書・請求書をはじめとする各種帳票・伝票の作成や、請求書発行後の入金管理、各種書類の電子送付、郵送代行などを行えるクラウドサービスである。

 今回の連携では、どっと原価シリーズから出力した適格請求書データをMakeLeapsへアップロードし、あらかじめ登録した取引先にワンクリックでメール送信できるようになった。どっと原価シリーズから出力される請求書フォーマットがそのままMakeLeapsへ連携可能なため、スムーズにシステム移行を実現できるほか、従来は手作業で行っていた印刷・封入・切手貼付・ポスト投函などの郵送業務、および入金消し込みなどの経理業務の工数を削減できる点がメリット。また、どっと原価シリーズからは適格請求書の発行が可能なことから、インボイス制度へも対応するという。

 さらに、請求書の送付をMakeLeapsで行うことにより、送付の履歴を残せるようになるので、電子帳簿保存法の送付側要件を満たせる点も特徴。印刷や封入・郵送作業の削減によりテレワークへの移行も実現でき、建設業で2024年4月より施行される残業時間の上限規制(36協定)への対応を推進するとしている。