住友電工情報システム、Excel業務効率化支援ツール「楽々Webデータベース」にWebアプリ間のデータ参照機能を搭載

　住友電工情報システム株式会社は13日、ノーコード型Excel業務効率化支援ツール「楽々Webデータベース」の新版を5月から提供開始したと発表した。

　楽々Webデータベースは、ExcelファイルをWebアプリ化することにより、従来行っていたExcelファイルの配布・収集・集計といった作業の軽減を図るソリューション。Webアプリ化によって、最新情報をリアルタイムに共有可能になるため、業務のスピードアップや品質向上などの業務効率化も実現するという。

　今回の新版では、楽々データベースで作成したWebアプリ間のデータ参照機能を搭載した。同機能では、ほかのWebアプリに登録されている情報を参照し、Webアプリの照会画面にデータを表示できる。例えば、取引先名の変更があった場合、取引先マスタを管理するWebアプリの取引先名を変更するだけで、その取引先名を参照している受注データや売上情報を管理するWebアプリ上でも、最新の情報を表示可能になる。

　従来は、ほかのWebアプリの情報をポップアップから選択してデータの値をコピーする機能を提供していたが、この場合、コピーした値は自由に変更でき、選択元の値が変更されても影響を受けない。これに対して新機能では、参照した項目の値は変更不可となり、参照元の情報が変更されると追従して変更後の値を表示してくれる。

　こうした仕組みのため、取引先マスタの取引先名、為替レートや在庫データの商品単価などに利用でき、Excelの参照設定やLOOKUP関数で実現している機能を代替できると、住友電工情報システムでは説明している。