住友電工情報システム、外部API参照機能を追加したExcel業務効率化支援ツール「楽々Webデータベース」新版

　住友電工情報システム株式会社は18日、ノーコード型Excel業務効率化支援ツール「楽々Webデータベース」において、外部API参照機能などを搭載した新版を提供開始したと発表した。

　楽々Webデータベースは、ExcelファイルをWebアプリ化することで、従来行っていたExcelファイルの配布・収集・集計作業を軽減するソリューション。また、最新情報をリアルタイムに共有可能になるため、業務のスピードアップや品質向上などの業務効率化も実現するという。当初はクラウドサービスとして提供され、2019年10月からは、オンプレミス版の提供も開始された。

　今回の新版では、外部API参照機能を搭載し、外部APIを提供しているシステムの情報を楽々Webデータベースで活用できるようにした。組み込んだ外部サービスから取得できるリストを、画面入力時にポップアップウインドウに表示し、リスト選択できるようになる。

　これにより例えば、「郵便番号を住所に変換する外部サービスを組み込み、入力された郵便番号から住所を自動で入力項目にセットする」「基幹システムに提供されているサービスから、費目や取引先などの一覧を取得してポップアップウインドウ上に表示し、選択する」といった使い方が可能になるとのこと。

動作例：郵便番号の参照ボタンからポップアップウインドウを開き、外部APIの結果を選択

　またオンプレミス版において、新たにアンケート機能が追加された。ユーザー登録が不要なアンケート用URLを生成して配布できるため、企業の顧客へのアンケートや大学での学生へのアンケートといった、人数が極めて多い場合や、不特定多数を対象とする場合などに活用できるとしている。