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グレープシティ、UIコンポーネントセット「ComponentOne」新版を発売、グリッドに条件付き書式ルールを付加する機能を追加

 グレープシティ株式会社は26日、.NET/Xamarin用コンポーネントを収録したスイート製品「ComponentOne」の新バージョン「2020J v2」をリリースした。

 ComponentOneは、グリッド、チャート、入力支援といった、業務アプリケーションに必要とされる機能を包括的に収録したUIコンポーネントセット。Windows Forms、WPF、UWP、ASP.NET Web Forms、ASP.NET MVC、Xamarinに対応し、デスクトップやウェブ、モバイルまで、各種アプリケーションの開発に対応する。

 新バージョンでは、Windows Formsアプリ開発用エディションに新コントロールとなる「RulesManager(ルールマネージャー)」を追加。RulesManagerは、データグリッドなどに条件付き書式のルールを付加するコントロールで、グリッドの背景色、境界線、フォントの色などのスタイルを、指定した条件に基づいて変更できる。

 たとえば、“値が50%未満なら赤字で強調表示する”といったルールを簡単に付加できるため、大量のデータを取り扱うことが多い業務アプリケーションの視認性向上に貢献する。指定できる条件はデータバー、カラースケール、グラデーション、アイコン、インジケーターといった組み込み条件のほか、ユーザーが独自に作成することもできる。

新コントロール「RulesManager」を追加

 また、最新の開発環境やフレームワークへの対応として、新バージョンではWindows Forms、WPF、ASP.NET Core MVCで、.NET Coreの最新バージョン「.NET Core 3.1」に対応した。今後のバージョンアップでは、「Blazor」「.NET 5」への対応を予定している。

 ComponentOneは、1年定額制のサブスクリプション方式での販売となり、1ユーザーライセンスあたりの費用(税別)は、初期費用が年額15万円、次年度以降の更新費用が年額7万5000円。