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グレープシティ、業務アプリ開発用コンポーネントの新版「ComponentOne 2020J v1」

 グレープシティ株式会社は22日、.NET/Xamarin用コンポーネントなどを収録したスイート製品「ComponentOne」において、新版「同 2020J v1」を提供開始したと発表した。

 ComponentOneは、業務アプリケーションに必要とされるグリッド、チャート、入力支援といった機能を収録して提供する業務アプリケーション開発用コンポーネント集。Windows Forms、WPF、UWP、ASP.NET Web Forms、ASP.NET、MVC、Xamarinといったさまざまな技術をサポートしており、デスクトップからWeb、モバイルアプリまで、多様な開発に対応するという。

 今回の新版では、各エディションで新コントロールの追加や多数の機能強化を行っている。

 例えばMVC/Xamarin向けエディションでは、多彩な表現力と柔軟性を兼ね備えるグリッドコントロール「FlexGrid」を強化。またWindows Forms向けエディションには、グリッドやリスト、ツリービューなどに対してフィルタリング操作を提供する「FilterEditor」コントロールが追加されている。

FilterEditorコントロール。ANDやORによる条件項目をツリー階層表示で設定可能

 さらにWPF用エディションでは、特定のデータのみが表示されるようにフィルタの条件を設定できる「DataFilter」コントロールを新たに提供する。グリッドコントロールやチャートコントロールと組み合わせることにより、データ一覧から条件に基づいたデータの抽出や、可視化したデータをさらに絞り込んで表示することが可能になるとのことだ。

DataFilterコントロール。アコーディオンレイアウトを使用したグループの管理や、フィールドのデータ形式に基づいたフィルタ処理が可能

 このほかASP.NET/MVC用エディションには、一覧表示や移動などクラウドストレージ上のファイル操作を行えるコントロールが搭載され、ファイルを簡単に管理できるような改善が行われている。

 なお、ライセンスは年間サブスクリプション方式で販売され、1ユーザーあたりの価格(税別)は、初年度が15万円、次年度以降の更新費用が7万5000円となる。