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日立ソリューションズ・クリエイト、サイバーセキュリティトレーニングに組織向けのメニューを追加

 株式会社日立ソリューションズ・クリエイトは3日、企業のセキュリティ人材育成を目的とする「サイバーセキュリティトレーニング」の拡充として、組織のセキュリティ体制を強化する「セキュリティ組織強化トレーニング」を追加し、販売を開始した。

 日立ソリューションズ・クリエイトでは、講義動画とライブ中継により、セキュリティ人材のスキル向上を支援するサイバーセキュリティトレーニングを提供している。

 今回、インシデント対応能力を、個人と組織の両面から強化することを目的に、サイバーセキュリティトレーニングを再編。既存コースを、個人の知識・技術を強化する「セキュリティ人材強化トレーニング」と位置付けるとともに、新たに組織のインシデント対応能力を強化するセキュリティ組織強化トレーニングを追加した。

「サイバーセキュリティトレーニング」の構成

 セキュリティ組織強化トレーニングでは、実際のサイバー攻撃事例を再現した訓練シナリオを用いて、セキュリティインシデント発生時の迅速な意思決定や、関係者とのコミュニケーションなど、経営層、マネジメント層、実務者・技術者層のそれぞれに必要な対応能力の習得を支援する。自組織における対応をイメージしながら受講することで、実際にインシデントが発生した際の組織としての対応能力向上を支援する。

 トレーニングの初級編として提供する「サイバーセキュリティ演習(初級)」では、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が オープン化のトライアルを開始した演習基盤を活用。民間企業として初めてこの演習基盤を活用し、実践的な演習を提供する。

 インシデントの予兆検知から事後対応まで、インシデント発生時の一通りのハンドリングを、実際に手を動かして体験することにより、組織のインシデント対応能力を強化する。また、自組織としての「平時からの備え」や「被害最小化のための対応方法」などの気付きを得られるようにすることで、実際のインシデント対応に生かすことができるとしている。

 サービスの価格は個別見積もり。日立ソリューションズ・クリエイトでは、「サイバーセキュリティトレーニング」のミニセミナーを2月18日に予定する。