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日立ソリューションズ・クリエイト、サイバーセキュリティトレーニングに「金融機関向けセキュリティ人材育成プログラム」を追加

 株式会社日立ソリューションズ・クリエイトは9日、企業のサイバーセキュリティの人材育成、組織体制の強化を支援する「サイバーセキュリティトレーニング」のラインアップに、金融分野の高度なサイバーセキュリティ人材に必要なセキュリティに関する知識・スキルの習得を目的とした「金融機関向けセキュリティ人材育成プログラム」を追加し、販売開始した。

 日立ソリューションズ・クリエイトでは、企業におけるセキュリティ人材育成を支援するため、セキュリティやハッキングに関して高度な知識を持ち、EC-Council(電子商取引コンサルタント国際評議会)の認定資格CEH(Certified Ethical Hacker:認定ホワイトハッカー)を保有する、日立ソリューションズ・クリエイトのホワイトハットハッカーが講師を務めるサービス「サイバーセキュリティトレーニング」を提供している。

 今回、サイバーセキュリティトレーニングに、金融機関における高度なサイバーセキュリティ人材の育成を支援する「金融機関向けセキュリティ人材育成プログラム」を追加し、販売を開始する。

サイバーセキュリティトレーニングのメニュー体系

 金融機関向けセキュリティ人材育成プログラムは、自組織のセキュリティレベルを維持・向上させるために必要な知識の習得や訓練の実施だけではなく、金融機関で特に重要となる、有事の際の迅速な復旧につながるサイバーレジリエンスの考え方までを習得できる。約6カ月の育成プログラムで、講義動画の視聴(約21時間)、対面講義(6時間×4回)、集合演習(約7時間×1回)で構成される。価格は個別見積もり。

 講義動画では、日立グループのセキュリティ専門家と、講師を務める日立ソリューションズ・クリエイトのホワイトハットハッカーが、日立グループで実践している対策方法や、現場での経験・体験談を提供することで、「マニュアルの知識」にとどまらないノウハウやスキルを習得でき、金融機関のサイバーセキュリティ対策を担う人材の育成に貢献する。

 講義動画は一定期間繰り返し再生可能なため、不得意な部分の復習など、自分のペースで学習することが可能。それぞれのカリキュラムはいくつかの短時間の講義動画で構成され、PC、スマートフォン、タブレットで受講できるため、業務の合間でも学習できる。

 また、講義動画受講後の対面講義では、リアルタイムな質疑応答が可能なため、疑問点をその場で解決でき、セキュリティの知識・スキルを定着させられる。動画配信と対面講義を融合したスタイルにより、学習効果を高められる。

 セキュリティの基礎から学習を始めるため、新たにサイバーセキュリティの業務を開始する人でも安心して受講が可能。プログラムの最後に実施する組織でのサイバー演習を通じて、個人のスキルアップだけでなく、組織としてインシデント対応力を向上できる。