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日立ソリューションズ・クリエイト、IoT製品に対するセキュリティ適合性サービスの事業化に向け試験事業者認定を申請

 株式会社日立ソリューションズ・クリエイトは29日、第三者検証事業の拡大に向け、「IoT製品に対するセキュリティ適合性 第三者検証サービス」を行う試験事業者として認定を受けるべく、日本適合性認定協会(JAB)に申請したと発表した。

 日立ソリューションズ・クリエイトでは、国内初登録のJNLA(Japan National Laboratory Accreditation system)登録試験事業者として、産業標準化法(以下、JIS法)に基づくソフトウェア評価を手掛けている。今回、さらなる第三者検証事業の拡大に向け、認定を申請した。

 JABから試験事業者として認定されると、試験所としてIoT製品のセキュリティ適合性評価を行えるようになり、適合評価で合格したものはセキュリティ製品認証を得られるようになる。

 日立ソリューションズ・クリエイトはこれまで、ソフトウェア製品に対して、JISで定められた試験方法による品質試験(セキュリティ試験、信頼性試験、使用性など)を実施の上、JNLA標章を付した試験証明書を発行するなど、ソフトウェア製品の品質保証、信頼性向上に貢献してきた。また、ISO規格やTISAX認証などセキュリティ規格への対応を支援するコンサルティングサービスを手掛けてきた。

 今後、JABによる試験場認定を足がかりに、これらの経験・技術を活用して、「IoT製品に対するセキュリティ適合性 第三者検証サービス」の事業化を進めると説明。メーカー各社が対応を求められるIoT製品に対する検証評価を行い、グローバル市場で求められるIoT製品のセキュリティ基準準拠への取り組みを支援することで、安心・安全に利用できるIoT製品を提供していく環境づくりに貢献していくとしている。