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日立ソリューションズ・クリエイト、経営層向けの「サイバーセキュリティ危機管理研修(金融機関編)」を提供

 株式会社日立ソリューションズ・クリエイトは23日、企業のサイバーセキュリティにおける人材育成や組織体制の強化を支援する「サイバーセキュリティトレーニング」に、金融機関の経営層向け新メニューとして「サイバーセキュリティ危機管理研修(金融機関編)」を追加すると発表した。

 サイバーセキュリティトレーニングは、日立ソリューションズ・クリエイトがセキュリティ人材の育成で蓄積してきたノウハウを活用して提供する教育講座。サイバーセキュリティに精通した自社のホワイトハットハッカーが教材の作成・講義を行う点が特徴で、現場ですぐに役立つノウハウやスキルを体験しながら習得できるという。また、企業規模や業種、セキュリティレベルに合わせ、研修内容のカスタマイズにも対応する。

 今回新たに提供する「サイバーセキュリティ危機管理研修(金融機関編)」は、金融機関の経営層が実務で直面する「初動判断」「説明責任」「業務継続」の3つの対応を実践的に学習するプログラム。

 同社の金融分野における知見と、サイバーセキュリティ人材育成で培ったノウハウを融合させ、金融機関が直面する実際の課題に即した研修プログラムとして提供する。特に、金融機関の経営層を対象としたヒアリングを通じて得られた意見や要望を反映し、“今求められている実用的な内容”を提供することで、脅威を増すサイバー攻撃への対応を支援するという。

 このトレーニングを受講することにより、金融庁ガイドラインが要求する取締役会の役割(基本方針策定・態勢整備・年1回以上の検証)を実務レベルで理解できるほか、サイバーセキュリティ危機の際に経営層が取るべき初動行動と説明責任(いつ、誰が、どこまでを、どのように)を具体的に習得できるとした。

 また、サイバーレジリエンス経営(経営・BCP・CSIRT統合)の必要性の認識や自社のガバナンス体制・委託管理・報告ルートの再点検指針を獲得できるとしている。

 トレーニングは座学形式(オンラインもしくは対面)で行われ、時間は60分~90分。受講費用は、人数・実施場所などに応じた個別見積もりとなる。