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日立ソリューションズ・クリエイト、サイバーセキュリティトレーニングに「CSIRT向けトレーニングパック」を追加

 株式会社日立ソリューションズ・クリエイトは13日、企業におけるセキュリティ人材育成を支援するオンラインサービス「サイバーセキュリティトレーニング」のラインアップに、CSIRT組織で働く技術者を育成するためのコース「CSIRT向けトレーニングパック」を追加し、販売を開始した。

 サイバーセキュリティトレーニングは、日立ソリューションズ・クリエイトのホワイトハットハッカーが講師を務める動画配信と、双方向のライブ中継によりリアルタイムに質疑応答が可能なオンラインサービス。

 今回、サイバーセキュリティトレーニングに、日立グループのCSIRT技術者やセキュリティ専門家・研究者の知識とノウハウを集めたコース「CSIRT基礎」と、インシデントが発生した際に残される痕跡とその分析から対策実施までの流れを習得できる「アーティファクトハンドリング」を追加。さらに、実践的なトレーニングコースをまとめて、CSIRT向けトレーニングパックとして販売を開始する。

 CSIRT向けトレーニングパックでインシデントハンドリングを学ぶことで、サイバー攻撃についての理解を深め、事業継続を脅かす攻撃への対応を学べると説明。また、この学習を通じて、平時からの備え、被害の最小化など、CSIRT技術者の職務に役立つ実践的なスキルを習得できるため、現場で活躍できる人材の育成、企業におけるセキュリティ体制の強化を強力に支援するとしている。

 トレーニング動画では、日立製作所のHitachi Incident Response Team(HIRT)に所属するセキュリティアナリストや、日立ソリューションズのセキュリティ専門家が登場し、講師とインシデントレスポンスをテーマに対談する。日立グループで実践している対応方法や現場での経験・体験談を通じて、これまで日立グループで蓄積されてきたノウハウやスキルを習得できる。

 講義には、CSIRTに求められる役務や基本的な知識から、インシデントのライフサイクル(準備・検知・封じ込め・原因分析・再発防止)まで、現場で役立つ知識・ノウハウを盛り込んでいる。これにより、新たにCSIRTに配属された人も、分かりやすい内容で基礎から学ぶことができ、これまでに経験を積んだ人でも、さらに専門的な知識を習得することで、CSIRT技術者としてレベルアップできるとしている。

 CSIRT向けトレーニングパックの価格は、1人あたり15万円(税別)。