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エクイニクス、ハイパースケーラー向けxScaleデータセンター「OS2x」を大阪に開設

東京の「TY12x」は第2フェーズが完了

 米Equinix(以下、エクイニクス)は16日、大手クラウドサービスプロバイダー(ハイパースケーラー)からの需要増大に応えるデータセンターとなるxScaleデータセンターの国内2拠点目として、大阪の「OS2x」データセンターを開設するとともに、3月に開設した東京の「TY12x」データセンターの第2フェーズが完了したと発表した。

 OS2xデータセンターは、エクイニクスにとって西日本初(国内2拠点目)となるハイパースケーラー向けデータセンターとして、2021年12月24日に開設する。第1フェーズは約3200㎡以上のコロケーションスペースを提供し、10メガワット(MW)以上のIT電力を供給する予定。最終フェーズ完成時には、約4900㎡のコロケーションスペースを提供し、14MWのIT電力を供給する予定としている。

OS2xデータセンター

 TY12xデータセンターは、エクイニクスがアジア初のハイパースケーラー向けデータセンターとして2021年3月に開設した。TY12xの第2フェーズは2021年12月24日に完了する予定で、約3200㎡以上のコロケーションスペースを提供し、10MWのIT電力を供給する予定。最終フェーズ完成時には、約1万7300㎡以上のコロケーションスペースを提供し、54MWのIT電力を供給する予定としている。

 エクイニクスでは、官民のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進がハイブリッドマルチクラウドへの移行需要を促進し、インターコネクション(相互接続)帯域をさらに急増させ、その中心的な役割をハイパースケーラーが担うと説明。xScaleデータセンターのポートフォリオは世界の34拠点に対して総額で約75億米ドル超の規模となり、最終フェーズ完成時には675MWを超えるIT電力を供給する予定で、OS2xおよびTY12xはこれらのxScaleデータセンターのポートフォリオに含まれ、ハイパースケーラーからの高い要求と増大する需要に応えると同時に、約1万社以上の顧客企業で構成されるエクイニクスのエコシステム内でも、ハイパースケーラーへのより迅速で快適なアクセスを実現するとしている。