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NTT-AT、ネットワーク可視化/自動化ソフトの新バージョン「NetworkBrain Ver.10.0」を提供

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)は15日、ネットワーク可視化/自動化ソフト「NetworkBrain」の新バージョン(Ver.10.0)を提供開始した。

 NetworkBrainは、自動で作成されるネットワークマップをインターフェイスとして、ドキュメンテーションやトラブルシューティング、設定変更の自動化を提供するソフト。ネットワーク運用に必要な情報となるコンフィグレーションやルーティング、ステータス、CLIコマンドの結果をマップ上に可視化することにより、トラブルシューティングにかかる時間を短縮する。

 新バージョンのNetworkBrain Ver.10.0では、Amazon Web Services(AWS)とMicrosoft Azureのパブリッククラウド環境をサポート。従来バージョンでサポートしているネットワークデバイスと同様の動的なマップ作成や、取得した情報の可視化、パス解析機能を提供する。クラウドと拠点ネットワークを同一の画面で管理でき、トラブルシューティングが必要な場所を正確に特定して解析時間を削減できる。

 また、Intent-Based Automationと呼ばれる、ネットワーク設計の意図(Intent)を考慮して、障害発生を起点に複数のネットワーク正常性を確認するパラメータを検証する機能を提供。例えば、CPU使用率が上昇した際に、showコマンドをデバイスで実行し、冗長構成のステータス確認およびインターフェイスでのパケットドロップ確認を自動で行うなど、複数の項目を検証しサービスの正常性を確認する。

 さらに、Incident-Based Collaboration機能として、NetworkBrainのGUIでチケットを起票し、インシデント(障害解析状況)を管理できる機能を追加した。インシデントチケットでは個別のポータルが提供され、特定のトラブルシューティングタスクを対象としたマップおよび調査結果が共有される。ポータルにはチャット機能が統合されているため、複数のユーザーでチーム全体の知識と経験を活用して、問題をより迅速に解決できる。