NECネクサソリューションズ、製造業向けERP「EXPLANNER/NX」を強化し化学品・部品製造業のFit to Standard実現を支援

　NECネクサソリューションズ株式会社は、製造業向けERPシステム「EXPLANNER/NX」において、化学・素材製造業や部品製造業向けに、「Fit to Standard」導入を支援する機能を強化し、7月11日より提供開始すると発表した。

　EXPLANNER/NXは、化学・素材製造業における連産品や副産物の発生への考慮や、部品製造業における内示と確定受注の切り替え、およびそれに基づく生産計画立案など、業界固有の業務課題に対応したERPシステム。今回は新たに、化学・素材製造業、部品製造業において、システムの標準機能に合わせて業務プロセスを調整する「Fit to Standard」導入を実現するための機能を搭載したという。

　具体的には、まず、インターフェイスを開発することなく周辺システムとの連携を容易に実現可能な変換ツールを用意するほか、周辺システムとの柔軟な連携を行うために、ERPのシステムに蓄積されたデータの汎用出力機能を提供する。

　また、電子帳票の送受信によるペーパーレス化を支援する、電子帳票プラットフォーム「invoiceAgent」との連携に対応。複雑な構成階層をもった金型マスタの管理や、金型償却管理を行うためのショット数の把握といった、部品製造業向け機能も搭載した。

　さらには、試作品や製番製造において、担当者や製番ごとに作業実績の日報入力を可能にし、製番の原価把握精度の向上を実現。このほか、月次および月中の原価積み上げと原価把握を行える個別原価照会機能を提供する。