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パナソニック コネクト、顔認証を利用して現場の入退場管理を効率化する「現場管理サービス」

顔認証クラウドサービス「KPASクラウド」の新ラインアップ

 パナソニック コネクト株式会社は8日、顔認証クラウドサービス「KPASクラウド」において、現場の入退場管理を効率化する「現場管理サービス」を同日より提供を開始すると発表した。

 「現場管理サービス」は、従来の「KPASクラウド」のうち、工場、建設、倉庫などの現場向けに必要とされる機能を、よりスムーズに導入しやすくまとめたパッケージサービス。今回は第1弾として、現場における作業員や来訪者などのさまざまな関係者の出入りを、顔認証で正確・迅速に一元管理する入退場管理機能を提供する。

利用イメージ

 顔認証による本人確認を行うことで、正確かつ迅速な入退場管理を実現でき、人による判断ミスやICカードの紛失、盗難を防ぎ、安全性を高めるとともに、従来の人手による煩雑な手続きや管理を削減することで、業務効率を向上させるという。

 またシステム開発が不要なため、開発体制に不安を抱える現場でもスムーズに導入できるほか、専用端末の購入も不要で、汎用タブレットやPCでの運用を行えるため、導入時のコストを軽減可能とのこと。

画面イメージ(顔認証端末)

 なお、従来のKPASクラウドからのアップデートとして、管理者向けのポータル画面を提供する。入退場履歴をPCから簡単に確認でき、エリア(現場・施設等)やセクション(会社・組織等)、ステータス別(入場・退場)に見やすくソート表示が可能。これにより管理者は、「今」「誰が」「どのエリアにいるのか」をオンラインで即座に確認でき、現地に足を運ぶ必要なく、リアルタイムに状況の把握を行えるとした。

 加えて、入退場履歴を日報や出面表としてレポート出力する機能も備えており、勤怠管理や給与計算など、入退場管理以外の業務へのデータの有効活用をサポートする。

管理者向けポータル画面
日報出面表
出面表

 なお今後は、顔認証を活用した勤怠管理や扉ごとの入退室管理、防犯カメラ連携による映像監視など、さまざまな人やモノの統合管理に不可欠な機能を追加していく予定とのことだ。