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高千穂交易、工場・プラント向けのセキュリティ監視サービス「TK-SNOC」を提供
2025年7月9日 11:00
高千穂交易株式会社は8日、工場・プラント向けのセキュリティ対策ソリューションとして、Nozomi Networksが提供する「Nozomi Guardian」製品向けSOCサービス「TK-SNOC」を提供開始したと発表した。
TK-SNOCサービスは、近年のサイバー攻撃の増加に伴い、高千穂交易がこれまで蓄積したネットワーク運用サービスのノウハウと、24時間365日による体制を強化し、サイバーセキュリティ向けサービスを融合した運用サービス。その第1弾としてOT向けSOCサービスをリリースするが、今後市場のニーズを捉えながら、サービスメニューを順次拡張していくとしている。
サービスでは、Guardianから発報されるアラート情報を常時監視し、アラート対応の可否を分類して、必要に応じて顧客管理者にエスカレーション対応することで、導入後の運用の負荷を軽減する。Guardianから発報されたインシデント情報を監視し、顧客管理者にエスカレーションすることで、属人対応になりがちな「インシデントの気付き」を提供する体制を提供する。
Guardian機器の稼働を監視し、予期せぬ停止が発生した際に顧客管理者へ通知し、OT監視全体の可用性を向上させる。また、負荷の状態が発生した際にも顧客管理者へ報告し、OT監視品質への悪影響を予防する。
誤検知や環境特性上許容せざるを得ないアラートが検出された場合には、繰り返し同じアラートが出ないようにするためアラートの設定を変更し、本当に必要なアラートのみが通知されるような状態にすることで、運用品質の維持を行う。
製品QAや保守対応に関する問い合わせ窓口としても対応し、SOC運用窓口と兼務することで、さまざまな問い合わせをしやすい環境を提供する。
SOC運用の対応状況は月次でレポートを作成、報告し、顧客と振り返りを行うことで、OT環境の現状の可視化と共通認識の醸成を図る。また、現状を踏まえ、今後の対応についても協議し、より適切な環境の構築・維持を目指す。
高千穂交易では、製造業の顧客に、より一層の安心・安全・快適なシステム環境と付加価値の高いサービスを提供し、2027年度までに50社の導入を目指す。また、Nozomi Networks Guardian以外の製品へのサービスも、今後順次対応する予定としている。