ニュース

コージェントラボ、AIでドキュメント処理を自動化するソリューション「SmartRead」を12月より提供

 株式会社Cogent Labs(以下、コージェントラボ)は26日、AIを活用してドキュメントを分類し、すぐに活用できるデータを抽出するIntelligent Document Processing(IDP)サービスとして、「SmartRead」を12月より提供開始すると発表した。コージェントラボは今後、OCR技術にとどまらず、さまざまなAI技術によって企業のDXを実現する「Cogent DX」プラットフォームの提供を予定しており、今回のSmartReadはその第1弾として位置付けられている。

 SmartReadは、さまざまなドキュメントからAIによって正確に情報を抽出・データ化し、ドキュメント処理を効率化するサービス。自社のAI-OCRサービス「Tegaki」の機能を包含するとともに、情報抽出・確認修正から管理にいたるさまざまな機能を強化しているという。

 文字認識ではTegakiの高精度なエンジンを踏襲するが、JIS非漢字を新たにサポートするなど、文字認識の対象を拡大。認識精度もさらに進化させている。さらに、文書仕分け機能が新たに提供され、ドキュメントのレイアウトの微妙な違いを高精度に識別可能になったとのこと。

 また今回は、従来の定型文書に加え、ドキュメント中のすべての文字を読み取り、検索可能なPDFとして出力する「全文OCR機能」を搭載する。Tegakiの特長を生かし、活字だけではなく手書き文字も高精度に認識できるので、各種メモや図面等で追記した手書きメモ等も検索可能になるとした。

 加えて、利用企業の業務ごとに、ドキュメントの仕分けからOCR、出力までの一連の流れを「タスク」として設定し、実行できるようになる。このほか、ワークフローにあわせて簡単に使える確認修正画面も提供。グループ・権限管理機能も提供され、部署単位で業務を管理して他部署から参照できないようにしたり、処理実行や確認・確認修正のみを行えるようするなど、役割に応じた権限を設定できるとのことだ。

 価格は、月間処理枚数1000枚前後を想定したスタータープランで、年額基本料金36万円から。

 なお、SmartReadではAPIも用意されているため、RPAや利用企業の他アプリケーションと連携した利用にも対応する。