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TIS、AI-OCRエンジン「SmartRead」を業務により適合させるための機能開発メニューを提供

 TIS株式会社は15日、株式会社Cogent LabsのAI-OCRエンジン「SmartRead」を、より企業の業務にフィットさせるための機能開発メニューを提供すると発表した。

 SmartReadは、AI技術によってドキュメント処理を効率化するサービスで、TISのAI-OCRトータルサービス「Paperoid」のAI-OCRエンジンとしても採用されている。

 今回発表されたSmartRead向けの機能開発メニューは、SmartReadをより企業共通の業務フローにフィットさせ、AI-OCRによる業務効率化を拡大するためのメニュー群。SmartReadを企業に導入する際において、追加開発ニーズが高かった機能をメニュー化しており、AI-OCRによるテキスト化前後の処理作業を、各企業の業務フローにのっとって行えるようになるという。

 例えば、「多重チェックフローの設定」では、SmartReadからOCR結果を受け取るユーザーを権限分けし、確認できるチェックフローを開発・提供する。チェックフローを導入することで、OCR結果の修正や確認を、ワークフローのように多重チェック可能になるため、抜け・漏れ・修正ミスを防ぎ、正確性を高められるとのこと。

 また「ステータス通知」では、作業を実行するポイントごとにステータス通知設定を設けられる仕組みを開発する。エラー発生時に通知を行うなど、作業の状況に合わせた通知が可能になるので、AI-OCRの一連の作業を適宜確認することなく、OCR実行中に別の作業をできるようになり、効率的な業務の遂行を実現するとした。

 なお導入にあたっては、TISが企業とともに業務の棚卸し・要件の整理を行い、SmartReadを業務に適合させるために必要な機能を提案・開発することで、AI-OCRを最大限に活用できる個社別の最適な仕組みを提供できるとしている。