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コージェントラボ、AI-OCR機能をアプライアンス向けに提供する「Tegaki Appliance」

 株式会社Cogent Labs(以下、コージェントラボ)は20日、AI-OCRサービス「Tegaki」のアプライアンス向けエンジン「Tegaki Appliance」を開発し、パートナー企業へのOEM供給を開始したと発表した。

 Tegaki Applianceは、外部ネットワークに接続しないセキュアな環境下でのデータ処理を可能にする、AI-OCRサービス「Tegaki」のアプライアンス向けエンジン。独自開発のアルゴリズムによって高い読み取り精度を備えているほか、APIの提供により、利用企業がすで導入しているシステムなどと柔軟に連携できる点も特徴という。

 また、AI処理に適したGPUを利用することなく、従来のCPUでGPU利用時と同等の処理能力を発揮できるとのこと。

 なお今回は、パートナー企業である京都電子計算株式会社が5月より提供開始する新製品「AI手書き文字認識サービス(アプライアンス版)」において、Tegaki Applianceが採用されたことも発表された。

 コージェントラボと京都電子計算では「Tegaki」を活用して、地方公共団体が利用する総合行政ネットワーク(LGWAN)に対応した「AI手書き文字認識サービス」を、2018年10月より提供している。また2019年9月には、アプライアンス型AI-OCRの設計・開発、および提供に関する業務提携を行ってきたが、今回は地方公共団体におけるさらなる業務効率化を支援すべく、京都電子計算より「Tegaki Appliance」を搭載した新製品を提供するとのこと。

 なお京都電子計算の新サービスは、業界や業態を問わず、外部ネットワークに接続せずに利用できる製品として、5月10日より申し込み受付を開始する。