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JBAT、システムへの帳票入力を自動化するkintoneプラグイン「現場でできる簡単AI OCRパック for kintone」

 JBアドバンスト・テクノロジー株式会社(JBAT)は3日、注文書・請求書などの各種帳票をAI-OCRによってデータ化し、サイボウズの業務アプリ構築クラウド「kintone」に取り込むプラグイン「現場でできる簡単AI OCRパック for kintone」を、同日より提供開始すると発表した。

 「現場でできる簡単AI OCRパック for kintone」は、AI-OCR技術を利用してPDF帳票をテキストデータに変換し、kintoneに取り込むといった一連の作業を自動化するkintoneプラグイン。帳票ごとに異なるOCRの読み取り位置の設定、その設定ファイルのkintoneへの登録、帳票の取り込み元の指定、取り込み後にデータを確認する担当者への振り分け先の指定、といった一連の作業を、ノンプログラミングで簡単に行えるという。

 こうした機能を利用することにより、AI-OCRを用いて紙帳票をデータ化するシステムが、利用企業の現場スタッフだけで、数日で構築できる点が特徴。JBグループの事例では、転記作業時間を月間約50%削減できたとした。

 またAI-OCRは、コージェントラボの「SmartRead」を採用しており、手書き文字・活字を99.2%の高精度で自動認識・読み取りできるとのことだ。

 価格は帳票の読み取り項目数と月間の読み取り枚数に応じた個別見積もり。参考として、帳票1枚あたりの読み取り項目数が30カ所、月間の読み取り枚数が300枚の場合、月額3万1900円となる。kintoneの契約は別途必要。

 なお今後は、スキャナーやFAX取り込み等の入力において、読み取り率をさらに向上させる画像補整機能を9月に追加する予定としている。