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AI insideのAI-OCR「DX Suite」が保険証券の読み取りに対応、過去に販売した保険内容のデータベース化を支援

 AI inside株式会社は20日、AI-OCRソリューション「DX Suite」のOCR機能を拡充し、新たな非定型帳票モデルとして、保険加入時に発行される「保険証券」の読み取りに対応したと発表した。

 DX Suiteは、独自開発の文字認識AIを搭載したAI-OCRサービス。従来のOCRでは読み取りが困難とされた手書き文字を高精度に読み取れるため、人手で行っていたデータ化作業の自動化を支援できるという。

 今回は新たに、各種保険の新規加入時に発行される、補償内容や保険料などが記載された保険証券の読み取りに対応した。

 保険会社の営業担当者は、法人企業の顧客へ最適な保険プランを提案する有効な手段として、すでに加入している保険証券の内容と新しいプランを比較した分析表を作成するケースがあるが、その場合、過去に販売した保険証券の内容を目視で確認した上で必要情報を手入力しているのが現状だという。過去に販売した保険はバリエーションが豊富である上、大企業などは従業員数に比例して入力項目が多くなることもあり、従来の分析表作成には多大な時間と労力がかかっていたとのこと。

 しかし、保険証券の読み取りに対応したDX SuiteのAI-OCRを活用することで、契約者情報だけでなく、保険料や契約内容・解約返戻金・その他特約などを含めた保険証券内の33項目を、迅速にデジタルデータ化できるようになった。これにより、従来発生していた手入力業務の工数を低減するとともに、人的な入力ミスも防止可能。さらに他システムと連携することで、分析表作成の自動化にも対応する。