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AI insideのAI-OCR「DX Suite」、履歴書の読み取りに対応 28項目のデータ化が可能に

 AI inside株式会社は、AI-OCRソリューション「DX Suite」のAI-OCR機能を拡充し、非定型帳票モデル「履歴書」の読取に対応したと発表した。

 DX Suiteは、AI inside独自の文字認識AIを搭載したAI-OCRサービス。従来のOCRでは読み取りが困難とされた手書き文字を高精度に読み取れることから、人手で行っていたデータ化作業の自動化を支援できるという。

 今回の強化では、DX SuiteのAI-OCRが履歴書の読取に対応した。具体的には、応募者の氏名・住所・学歴・職歴などの基本情報や、志望動機・スキル・備考欄を含めた28項目を読み取ってテキストデータ化できる。

 現在、企業では労働基準法の109条に基づき、社員(正規雇用、非正規雇用問わず)の履歴書を退職日から3年間保存する義務があり、履歴書の適切な管理が求められているが、特に、人材の流動性が高く大量の履歴書を受領するBPO企業や人材派遣会社では、タレントマネジメントを目的に、履歴書の内容を手入力で管理システムに登録する工数が大きな負荷になっていたという。

 今回、DX Suiteによる履歴書の読み取りとデータ化が可能になったことで、BPO企業や人材派遣会社では入力負荷を抑えながら人材データベースの構築が可能になるため、履歴書情報の検索性向上に貢献できるとのこと。

 特に、パートやアルバイトなどの非正規雇用社員の多いBPO企業では、従業員の情報管理だけでなく、人材データベースをもとに、過去に就業していた人に再アプローチする際にも活用可能になるほか、人材派遣会社では、新規求人案件の適合者を探す際に、人材データベースと求人管理システムを連携させて検索することで、迅速に適切な候補者を探せるようになるので、求人募集する企業への提案スピード向上に繋がるとしている。